モモは、3月から4月上旬に薄桃色の花が咲き、夏に甘い実が熟す木です。ひな祭りは「桃の節句」とも呼ばれ、モモは女の子の健やかな成長を願う行事と深く結びついています。

姿・形

育つ姿
冬に葉を落とす落葉樹です。
葉
細長い形で、長さは7〜15cmほどです。
花
花びらは5枚で、薄桃色が多いですが、白から濃い赤まであります。
花の時期
日本では3月から4月上旬に、葉が出る前に花を咲かせます。
実
実の中に硬い種の殻があるです。日本では品種によって6月から9月に収穫されます。

間違えやすい生き物

ウメPrunus mume

ウメは冬の終わりから早春に咲くことが多く、モモはふつう3~4月に咲きます。花だけで迷うときは、実や葉も見てください。

間違えやすい理由白や桃色の花が葉より先に咲きます。

アンズPrunus armeniaca

アンズはモモより早めに咲き、葉は幅広い卵形です。モモの葉は細長い形です。

間違えやすい理由どちらも春に五枚の花びらの花が咲きます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 果樹園
  • 庭・公園
分布
原産地は中国です。日本では縄文時代の遺跡からも種が見つかっており、弥生時代の後期に大陸から栽培用のモモが伝わったと考えられています。
好む環境
よく実をつけるには、冬にある程度の寒さに当たる必要があります。
花の時期

3〜4月に咲きます

花 3〜4月 · 実 6〜9月

名前と分類

名前について
毛のないネクタリンもモモと同じ種です。
品種といろいろな姿
花を楽しむために育てるモモはハナモモと呼ばれ、のものもあります。ほうきのような樹形の「照手」シリーズや、切り花に使われる「矢口」などがあります。果実には平たい蟠桃もあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 『古事記』では、イザナギが黄泉の国から逃げるとき、桃の実を投げて追っ手を退けたと語られています。
  • 桃から生まれた男の子が鬼を退治する昔話『桃太郎』は、誰もが知る物語です。
  • 「桃の花」は春の、「桃の実」は秋の季語です。
  • 名前の由来には、「真実(まみ)」から、「燃実(もえみ)」から、実が多いことから「百(もも)」とする説などがあります。
モモ(Prunus persica)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo