ウメは、日本では2~3月に葉より先に香りのよい花を咲かせる木です。花を楽しむ花ウメと、果実を利用する実ウメがあり、白・桃・紅色や一重・八重など多くの園芸品種があります。

姿・形

姿
高さ5~10mほどになるで、古い樹皮は粗くなります。
葉
葉は枝に交互につき、卵形で先がとがり、縁に細かなギザギザがあります。
花
葉より先に、枝へほぼ直接つくように香りのある花を咲かせます。基本形は5弁ですが、園芸品種には八重咲きも多くあります。
花の時期
日本ではふつう2~3月に咲きます。
実
丸くて表面に毛のあるが6月ごろ黄緑色に熟します。果肉は酸味が強く、硬い核からはがれにくい性質があります。

間違えやすい生き物

アンズPrunus armeniaca

ウメは香りが強く、花のがくが後ろへ反り返りにくく、熟した果肉がから離れにくいです。アンズはがくが反り返り、熟した果肉が核から離れやすいです。

間違えやすい理由近縁で、花も毛のある丸い果実もよく似ています。

ヤマザクラPrunus jamasakura

ウメの花は枝にほぼ直接つきます。ヤマザクラは長い花柄の先に数輪がまとまり、花と若葉がほぼ同じころに見られます。

間違えやすい理由春に淡い色の5弁花を咲かせるサクラ属の木です。

モモPrunus persica

モモは細長い葉を出し、花弁もやや細長く鮮やかな桃色になることが多いです。ウメの葉はより幅広い卵形で、花は枝に密着して見えます。

間違えやすい理由どちらも葉が出る前後に桃色の花を咲かせます。

春のウメ・アンズ・モモ
花の目印実・葉の目印
ウメ香りがあり、がくが反り返りにくいです果肉が核から離れにくいです
アンズがくが後ろに反り返ります熟した果肉が核から離れやすいです
モモ鮮やかな桃色の花が多いです細長い葉が出ます

すむ場所

よく見られる場所
  • 梅園・庭園
  • 果樹園
分布
中国原産で、日本には古くに渡来しました。日本各地で花や実を楽しむために栽培されています。
好む環境
日当たりと水はけのよい場所を好みます。花が早く咲くため、冷気がたまる場所では遅霜で花や幼果が傷むことがあります。
花の時期

2〜3月に咲きます

花 2〜3月 · 実 6月

繁殖と一生

増え方
花は昆虫に花粉を運んでもらいます。実つきをよくするために、花粉の相性がよい別品種を近くに植える場合があります。

育て方

増やし方
園芸品種は性質を保つため、主にで増やします。種子や挿し木でも増やせます。

名前と分類

品種といろいろな姿
枝が垂れる園芸品種もあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 日本各地の梅園では花見や梅まつりが行われます。
  • 果実は梅干しや梅酒などに加工して利用されます。
ウメ(Prunus mume)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo