ツルウメモドキは、日本の山野や日当たりのよい林の縁で、ほかの木に巻きついて伸びるつる植物です。秋には黄色い実の皮が三つに割れ、種を包む赤い部分が現れます。

姿・形

育つ姿
長さ10 mほどにもなるです。
葉
葉は枝に互い違いにつき、楕円形から先のほうが幅広い卵形まであり、縁には浅いがあります。
花
5~6月ごろ、葉の付け根に花びらが5枚の小さな淡緑色の花をつけます。なので、実は雌株だけにつきます。
実
10~12月ごろに黄橙色の果皮が三つに裂け、赤いに包まれた種子が現れます。

間違えやすい生き物

イワウメヅルCelastrus flagellaris

イワウメヅル(Celastrus flagellaris)の葉は小さく、縁の鋸歯は先が細くとがります。ツルウメモドキの葉はより大きく、鋸歯は浅いです。

間違えやすい理由同じ属のつる植物で、黄色い果皮と赤い仮種皮をつけます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 日当たりのよい林縁
  • 山野
  • 公園
分布
日本では北海道から九州まで分布します。
好む環境
日当たりのよい場所でよく育ち、木や柵などに巻きつきます。
花の時期

5〜6月に咲きます

花 5〜6月 · 実 10〜12月

繁殖と一生

種の広がり方
鳥が赤い仮種皮ごと食べて種子を運びます。メジロのふんからも種子が確認されています。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 和名は「蔓梅擬」と書き、ウメモドキに似るつる植物という意味です。
  • 赤い実のついた枝は、晩秋から初冬の生け花の花材として使われます。
  • アイヌ文化では内皮から丈夫な糸を作り、弓の弦や荷縄などに使いました。
ツルウメモドキ(Celastrus orbiculatus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo