オオミスジは日本産のミスジチョウの仲間でいちばん大きなチョウです。幼虫がウメやアンズ、スモモの葉を食べるので、山あいの集落に植えられたウメの木のまわりでよく見られます。

姿・形

姿
はねを開いた大きさは7〜8cmほどです。表は黒地に白い帯が数本あり、裏は地色が褐色になります。前ばねの先に白い紋があり、前ばねの中ほどを走る白い筋にぎざぎざの切れ込みがあります。

間違えやすい生き物

ホシミスジNeptis pryeri

ホシミスジはオオミスジよりやや小さめです。オオミスジは年1回、ホシミスジは年2〜3回発生します。写真1枚では見分けにくいことがあります。

間違えやすい理由どちらも黒地に白帯のミスジチョウの仲間です。

コミスジNeptis sappho

コミスジははっきり小さいチョウです。年2〜3回発生し、このなかまでいちばん普通に見られます。

間違えやすい理由はねを広げてとまる姿と縞模様がよく似ています。

ミスジチョウNeptis philyra

ミスジチョウは開張6〜7cmほどで、オオミスジよりやや小さめです。ミスジチョウの幼虫はカエデ類を食べるので、カエデのある山の谷すじかウメのある集落のまわりかも手がかりになります。

間違えやすい理由白い帯の並びが似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山あいの集落のまわり
  • ウメやアンズの植えられた所
分布
北海道南部(渡島半島)と本州(青森県から岐阜・滋賀県境の伊吹山地まで)に分布します。国外では朝鮮半島、中国、ロシア極東にいます。
好む環境
山の中の森にはむしろ少なく、が植えられた人家や村のまわりに多いチョウです。
見られる時期

日本の場合

活動 6〜8月

暮らし

活動
年1回発生し、暖かい地方では6月上・中旬から、山地や寒い地方では7〜8月に現れます。食樹の上をくるくると旋回するように飛ぶことが多いです。
冬越し
幼虫で冬を越します。枝の分かれ目やくぼみに糸をかけてとまり、越冬用の巣は作りません。

繁殖と一生

幼虫の食草
ウメ、アンズ、スモモのほか、モモ、ユスラウメ、サクラ類などバラ科の木の葉を食べます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
環境省レッドリストには載っていませんが、石川県ではに選ばれています。過疎で集落まわりのウメなどが手入れされなくなったことが減少の原因と考えられ、農薬を使わずほどよく管理された食樹が必要とされています。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

オオミスジ(Neptis alwina)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo