ミスジチョウは、黒い翅に3本の白い帯が走るタテハチョウ科のチョウです。翅を広げると白い模様が漢字の「三」の字に見えることが名前の由来です。カエデ類の葉を食べて育ち、年に1回だけ現れます。

姿・形

姿
翅の表は黒く、3本の白い帯が平行に走ります。裏は赤褐色です。は6~7cmほどで、メスのほうが大きくなります。

間違えやすい生き物

コミスジNeptis sappho

コミスジはひと回り小さく、年に数回発生します。ミスジチョウは年1回で、初夏から夏にしか見られません。

間違えやすい理由どちらも黒地に白い帯が3本あります。

ホシミスジNeptis pryeri

ミスジチョウのほうがやや大きく、前翅の先がとがっています。

フタスジチョウNeptis rivularis

フタスジチョウは前翅の表の白い帯が2本です。

オオミスジNeptis alwina

オオミスジはミスジチョウよりひと回り大きいです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 落葉広葉樹林
  • 低山
  • 渓谷
分布
北海道・本州・四国・九州・対馬に分布します。国外では朝鮮半島、中国、台湾に分布します。
好む環境
谷沿いの落葉広葉樹林を主なすみかとします。カエデのある公園や社寺でも見られます。
見られる時期

日本の場合

活動 5〜7月

暮らし

食べ物
花や樹液にはほとんど来ず、葉の上のアブラムシの分泌物を吸っていると考えられています。
活動
木の高いところを、翅をあまり動かさずに滑るように飛びます。地面に降りて吸水する姿がよく見られます。
冬越し
主にで越冬します。枯れたカエデの葉を糸で枝に固定し、その上で冬を越します。

繁殖と一生

繁殖期
年1回。成虫は初夏(5月下旬~7月ごろ)に現れます。
幼虫
春の幼虫は開いたばかりのカエデの若葉の上で緑色の線のように見え、見つけにくいです。
幼虫の食草
イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジ、メグスリノキなどのカエデ類

名前と分類

名前について
日本のミスジチョウは、亜種 excellens として扱われることがあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ミスジチョウ(Neptis philyra)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo