コミスジは、黒い翅に白い帯が並び、翅を広げると「三」の字に見える小さなチョウです。低地や丘陵の林のまわりでよく見られ、数回はばたいては翅を水平に広げて滑空するように飛びます。ミスジチョウに似て小柄なことが名前の由来とされています。

姿・形

姿
前翅長は23〜31mmほどです。翅の表は黒褐色で白い帯が3本並び、裏は赤茶色の地に同じ白い模様があります。
季節による姿
4〜11月に見られ、地域によって年1〜4回発生します。

間違えやすい生き物

ホシミスジNeptis pryeri

後翅の裏の付け根に黒い点が散らばっていればホシミスジです。前翅のいちばん前の列の白い斑も、ホシミスジでは途切れ途切れになります。

間違えやすい理由どちらも黒地に白い帯があり、同じように滑空して飛びます。

ミスジチョウNeptis philyra

ミスジチョウのほうが大きめです。年1回、初夏だけに現れ、コミスジよりやや高い所の落葉広葉樹林に多いです。

間違えやすい理由名前のとおり白い三本筋の模様がよく似ています。

リュウキュウミスジNeptis hylas

リュウキュウミスジは前翅のいちばん上の白い帯が、はっきり1か所で途切れます。翅の裏の白い帯も細い黒線でふちどられていますが、コミスジの「三」の字の中ほどにはふちどりがありません。

間違えやすい理由コミスジにいちばんよく似た種とされています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 林縁
  • 丘陵の雑木林
  • 公園
分布
北海道から屋久島・種子島まで分布し、トカラ列島より南の南西諸島にはいません。国外ではシベリアから中央アジア、インドシナ半島、台湾まで広く分布します。
好む環境
低地や丘陵の森林の周辺に多く、山頂付近にはあまりいません。
見られる時期

日本の場合

活動 4〜11月

暮らし

活動
数回はばたいた後、数秒ほど翅を水平に開いて滑空します。樹液にはあまり来ず、花の蜜を吸ったり、湿った地面で吸水したりします。
冬越し
で冬を越します。

繁殖と一生

幼虫の食草
幼虫はクズやハギなどのマメ科植物の葉を食べます。

名前と分類

名前について
日本には本州以南の(N. s. intermedia)と北海道の亜種(N. s. yessonensis)がいます。国外にも台湾、ヒマラヤ、ヨーロッパなどにそれぞれ別の亜種がいます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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コミスジ(Neptis sappho)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo