アメリカシロヒトリは、北アメリカ原産の白いガで、日本では樹木の葉に被害を与えるです。幼虫は枝先の葉を糸で包み、その中で群れになって食べます。日本では本州の広い範囲と四国・九州の一部、小笠原に広がっています。

姿・形

姿
成虫は全体に白く、前翅に灰黒色の斑点がある型と無い型がいます。幼虫は淡黄色から灰色がかり、黒や橙色の小さな突起から長い毛が生えます。

間違えやすい生き物

クワゴマダラヒトリLemyra imparilis

クワゴマダラヒトリの幼虫は黒っぽく、背中の中央に白い線があります。アメリカシロヒトリの幼虫はより淡く、若い群れは枝先の葉をより密な巣網で包みます。

間違えやすい理由どちらも多くの樹木を食べ、幼虫が巣網を作ります。

マイマイガLymantria dispar

マイマイガの幼虫は背中に青い点が5対、その後ろに赤い点が6対並びます。アメリカシロヒトリは長い毛の生えた小突起が並び、枝先を巣網で包みます。

間違えやすい理由どちらも毛の多い幼虫が樹木の葉を食べます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 街路樹
  • 庭木
  • 果樹園
  • 開けた樹林
分布
日本では本州の広域、四国・九州の一部、小笠原で移入分布が記録されています。第二次世界大戦後に東京へ入り、1970年代までに各地へ広がりました。
好む環境
サクラ、クワ、スズカケノキ類など、多くの落葉広葉樹を利用します。
時期

日本の場合

繁殖 5〜8月

暮らし

食べ物
幼虫はサクラ、クワ、ヤナギ、スズカケノキ類などの葉を食べます。
活動
日本では成虫が主に5~6月と7月下旬~8月中旬に現れます。暖かい地域や年には3回目が発生することもあります。
群れの暮らし
若い幼虫は葉を包む密な巣網の中で群れて食べます。ごろから分散し、別の葉へ移ります。
冬越し
樹皮の割れ目や地表近くの隠れ場所でになって越冬します。

繁殖と一生

繁殖期
日本では通常年2回発生しますが、一部では年3回になることがあります。
幼虫
若い幼虫は巣網の中で葉脈や表皮を残して食べ、成長すると葉全体を食べます。
幼虫の食草
サクラ属、クワ属、スズカケノキ属など、多くの樹木が食草になります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 若い幼虫が巣網に集まっている時期は、被害を見つけやすいです。
アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo