マイマイガは日本全国の森林や公園で見られるガで、幼虫がさまざまな木の葉を食べ、ときに大発生します。成長した幼虫の背には青いこぶ5対と赤いこぶ6対が並びます。幼虫の毛で皮膚が刺激されることがあるため、素手で触れないほうが安全です。

姿・形

姿
成虫は雌雄で大きく異なり、雄は小さく褐色、雌は大きく淡色です。成長した幼虫は毛が多く、背中に青いこぶ5対と赤いこぶ6対が並びます。

間違えやすい生き物

カシワマイマイLymantria mathura

幼虫の頭を見ると、カシワマイマイには長い毛束が2本あります。マイマイガの幼虫には「八」の字に見える模様があります。

間違えやすい理由どちらも大型で雌雄の色と大きさが違うマイマイガ属です。

アメリカシロヒトリHyphantria cunea

アメリカシロヒトリの幼虫は枝葉を大きな網で包んで集団で食べます。マイマイガは網状の巣を作らず、成長すると背に青と赤のこぶが並びます。

間違えやすい理由どちらも毛の多い幼虫が樹木の葉を食べます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 森林
  • 公園
  • 街路樹
  • 果樹園
分布
日本全国に分布し、北半球の温帯域に広く見られます。
好む環境
幼虫の食べる木が多い場所で暮らし、は樹皮だけでなく建物や船、屋外の物にも付くことがあります。

暮らし

食べ物
幼虫はコナラやカラマツなど、さまざまな木の葉を食べます。
活動
年1回発生し、卵で越冬します。春にふ化した幼虫は葉を食べ、東北では成虫が7~8月に現れます。
群れの暮らし
ふ化直後の幼虫は集まっていますが、やがて糸を垂らし、風に運ばれて分散します。
冬越し
雌の毛で覆われた卵塊のまま冬を越します。

繁殖と一生

卵の数
一つの卵塊には数百個の卵が入ります。
幼虫の食草
を中心に、や草本を含む非常に多くの植物の葉を食べます。

注意すること

注意すること
幼虫の毛で皮膚が刺激されることがあるため、素手で触れないほうが安全です。

名前と分類

名前について
日本本土などにすむものは、 Lymantria dispar japonica と呼ばれることがあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
脅威
大発生すると木の葉がほとんどなくなることがあります。落葉広葉樹やカラマツは、葉を失ってもそれだけで枯れることはまれです。

文化と話題

文化と話題
  • 雄が昼間にもひらひらと舞うように飛ぶ姿が「マイマイガ」という名の由来とされています。
  • 港では、飛べる雌を含むアジア型の卵塊が船に付いて海外へ運ばれないよう対策されています。
マイマイガ(Lymantria dispar)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo