カモ科は、カモやガン、ハクチョウを含む水鳥の仲間です。日本では冬の池や川に集まる種や、カルガモのように公園の池で一年中見られる種がいます。食べ方や渡り方は種によって違います。

このグループの生き物

カルガモAnas zonorhyncha

公園の池や川で一年中見られます。黒い嘴の先の黄色と、明るい頬が目印です。

マガモAnas platyrhynchos

冬に全国の湖沼や河川で数が増えます。雄の緑色の頭と白い首輪がよく目立ちます。

オナガガモAnas acuta

冬の湖沼や干潟で見られます。細い首と長い体つきで、雄には長く伸びた尾があります。

コガモAnas crecca

日本で普通に見られるカモ類では特に小さく、多くはとして全国に渡来します。

オシドリAix galericulata

樹木の多い湖沼や渓流で見られます。雄は橙色の飾り羽が目立ちます。

トモエガモSibirionetta formosa

日本には冬鳥として渡来します。雄の顔には緑色と淡黄色の巴形の模様があります。

姿・形

見分けるポイント
多くの種は水に浮きやすい体と水かきのある足をもち、嘴は幅広い形です。ただし、魚を捕るアイサ類は細長く、縁がのこぎり状の嘴をもちます。

間違えやすい生き物

カイツブリ科Podicipedidae

カイツブリ類は嘴が細くとがり、尾がほとんど見えません。足が見えると、広い水かきではなく各趾に板状のひれが付いています。

間違えやすい理由どちらも水面を泳ぎ、よく潜ります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 河川・湖沼
  • 水田・湿地
  • 干潟・海岸
分布
カモ科は南極を除く世界各地の水辺に分布します。日本では公園の池から大きな湖、河口、海まで多くの種を観察できます。
いる時期
日本には一年中暮らすと、秋に渡来して冬を過ごす冬鳥の両方がいます。
移動
多くの種は季節に合わせて長距離を渡りますが、カルガモのように日本で一年中見られる種もいます。
記録される時期

一年中、毎年記録されています

日本での観察24,545件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
水草や種子を食べる種が多い一方、水生昆虫、貝、エビやカニ、魚を食べる種もいます。浅い水で逆立ちして餌を探すカモと、全身を沈めて潜るカモがいます。
活動
ひなは孵化して間もなく歩いたり泳いだりし、自分で餌を探し始めます。親鳥はひなを守りながら水辺へ導きます。

繁殖と一生

巣
種によって水辺の地面、草むら、などに巣を作ります。多くの種では雌が自分の柔らかい羽を巣材に加えます。

名前と分類

名前について
東アジアのカルガモは以前、Anas poecilorhynchaに含められていましたが、今はAnas zonorhynchaという別の種として扱われています。
グループの名前
日常語の「カモ」はカモ科のうちカモ型の鳥を主に指します。
カモ科(Anatidae)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo