コガモは日本で見られるカモ類の中でも最小で、狭い水面や草の茂る岸辺にも入ります。雄は栗色の頭と緑色の目の模様、雌は褐色の細かな模様が特徴です。

姿・形

姿
全長は約37.5cmです。雄は栗色の頭に緑色の模様があり、コガモでは体側に水平の白線があります。雌は褐色で、雌雄とも翼に緑色のがあります。

間違えやすい生き物

シマアジSpatula querquedula

雌や衣替え前の雄は写真だけでは難しいことがあります。翼を広げると、シマアジ(Spatula querquedula)は翼鏡の前後にある白帯の幅がほぼ同じですが、コガモでは2本の形と幅が異なります。

間違えやすい理由どちらも小型で、雌と秋の雄は褐色です。

トモエガモSibirionetta formosa

雄のトモエガモ(Sibirionetta formosa)には顔に巴形の複雑な模様があります。褐色の個体では、翼を広げたときにトモエガモの白帯は翼鏡の後ろだけに目立ち、コガモでは前後に見えます。

間違えやすい理由どちらも小型で、雌は全体が褐色です。

小型のカモ3種の見分け方
雄の顔広げた翼の白帯
コガモ栗色の頭と緑の目の模様前後の白帯は幅が異なります
シマアジ目の上の太い白い線前後の白帯はほぼ同じ幅です
トモエガモ緑・黄・黒の複雑な顔模様後ろの白帯が目立ちます

すむ場所

よく見られる場所
  • 河川
  • 湖沼
  • 水田
  • 草の茂る浅い水辺
分布
日本にはとして全国へ渡来します。秋の初めから現れ、春は5月の大型連休を過ぎても見られる個体がいます。
いる時期
日本では主に冬鳥です。
好む環境
比較的狭く浅い水面や、水草の多い岸辺を好みます。
記録される時期

毎年9月〜5月に記録されています

いる時期 9月〜5月

日本での観察2,626件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
日本の浅い水辺では、草の種や葉、水草を主に食べ、水生昆虫なども食べます。
活動
水面でくちばしを使って食べ物をこし取ったり、逆立ちして水中へ首を伸ばしたりします。
群れの暮らし
冬は群れで休み、年明け頃には水上で求愛行動が目立ち始めます。

名前と分類

名前について
日本でふつうに見られる亜種コガモ(A. c. crecca)と、北アメリカの亜種アメリカコガモ(A. c. carolinensis)がいます。アメリカコガモの雄には縦向きの白線があります。両者が交わった個体も記録されています。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
コガモ(Anas crecca)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo