スズタケは日本の山地の森で地面を広く覆うササです。ふだんは地中を横に伸びる茎で広がり、長い間隔で広い範囲が一斉に花を咲かせ、実を結んだ茎は枯れます。

姿・形

育つ姿
高さはおよそ1–3 mで、細いがまっすぐ立ちます。から新しい稈を出して広がります。
葉
葉の裏は毛がないか、短い毛が少しあります。似たケスズでは柔らかい毛が密に生えます。
花
濃い紫色の穂から黄色い雄しべが垂れ、付け根付近に白い綿毛のような雌しべが見えます。花は地味で、咲いていても気づきにくいです。

間違えやすい生き物

ヤダケPseudosasa japonica

ヤダケはふつう高さ3–5 mになり、スズタケよりかなり大きく育ちます。葉だけの写真では難しいため、株全体と稈の高さも確認します。

間違えやすい理由どちらも幅のある葉をつける常緑の竹類です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山地の森の地面
  • 太平洋側のブナ林
分布
北海道南部、本州、四国、九州に分布し、朝鮮半島とサハリンにも自生します。
好む環境
林内で地下茎を広げ、まとまって生えます。

繁殖と一生

増え方
ふだんは地下茎で増えますが、長い間隔で広い範囲が一斉開花することがあります。開花して実を結んだ稈は枯れます。

育て方

増やし方
地下茎から稈を次々に出し、森の地面に広がります。

名前と分類

名前について
Sasa borealisという学名でも呼ばれます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
脅威
密生すると木の芽生えを抑えることがあり、森林の世代交代にも影響します。
スズタケ(Sasamorpha borealis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo