コムラサキは、日本の草地や湿地の近くに生える小さな木で、秋に葉を落とします。公園や庭によく植えられ、秋には細い枝に紫色の実が密集して付きます。

姿・形

育つ姿
細い枝が弓なりに伸びるです。
葉
葉は向かい合って付き、縁のぎざぎざは主に先端側で目立ちます。
花
淡い紅紫色の小さな花が、葉の付け根より少し上からまとまって咲きます。
花の時期
日本では7~8月ごろに花が咲きます。
実
直径3mmほどの丸い実が秋に紫色に熟し、関東南部では9~11月ごろに楽しめます。

間違えやすい生き物

ムラサキシキブCallicarpa japonica

ムラサキシキブは一般に大きくなり、実の間にすき間が見えます。コムラサキは小型で実が密集して付きますが、写真だけでは迷う場合もあります。

間違えやすい理由どちらも秋に紫色の実を付け、園芸では名前が混同されることがあります。

ヤブムラサキCallicarpa mollis

ヤブムラサキの葉はビロード状の毛でふかふかし、花や実が葉の下に隠れやすいです。コムラサキの葉はそれほど柔らかな手触りではありません。

間違えやすい理由同じ仲間で、向かい合う葉と紫色の実が似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 湿地の近く
  • 草原
  • 公園・庭園
分布
日本では本州から沖縄に分布し、朝鮮半島、中国、ベトナムにも自然分布します。
好む環境
日当たりのよい場所を好みますが、半日陰でも育ちます。
花の時期

7〜8月に咲きます

花 7〜8月 · 実 9〜11月

育て方

育て方
実を観賞する庭木としてよく植えられます。大きさを抑えるなら、冬に伸びた枝を切り戻します。
増やし方
種まきやで増やせます。

名前と分類

品種といろいろな姿
白い実を付けるシロミノコムラサキもあり、コムラサキの白実の形として扱われます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
京都府の2015年版の評価では、府内の自生株が見つからず、とされました。

文化と話題

文化と話題
  • 庭で「ムラサキシキブ」と呼ばれる木には、実際には実付きのよいコムラサキが多くあります。
  • 和名は、よく似たムラサキシキブより全体に小さいことに由来します。
コムラサキ(Callicarpa dichotoma)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo