ツマグロヒョウモンは、日本の公園や花壇で春から秋に見られるチョウです。メスの前ばねの先が黒く、白い帯が入ることが名前の由来です。

姿・形

姿
前ばねの長さは約27~38mmです。オスは橙色に黒い斑点が並び、メスは前ばねの先の黒色部と白い帯が目立ちます。
季節による姿
雌雄で模様が大きく違います。オスはほかのヒョウモンチョウ類に似ますが、後ろばねの外縁が黒いことが手がかりになります。

間違えやすい生き物

ウラギンスジヒョウモンArgynnis laodice

ウラギンスジヒョウモンは後ろばねの裏に白い紋の列と褐色の帯があります。ツマグロヒョウモンのメスなら、前ばねの先の広い黒色部と白帯が先に目立ちます。

間違えやすい理由オスは橙色の地に黒い斑点があり、ほかのヒョウモンチョウ類と似ています。

オオウラギンスジヒョウモンArgynnis ruslana

ツマグロヒョウモンのメスには前ばねの先に黒色部と白帯がありますが、オオウラギンスジヒョウモンにはありません。オスだけの写真では難しいことがあるため、後ろばねの裏も確認します。

間違えやすい理由どちらも大型で橙色のヒョウモン模様があります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 草地
  • 林縁
  • 公園・花壇
分布
日本では本州・四国・九州・沖縄に分布し、都市周辺でもよく見られます。
好む環境
花が多い開けた場所を飛び、幼虫の食草となるスミレ類がある庭や花壇も利用します。
見られる時期

日本の場合

活動 4〜11月

暮らし

活動
日本ではおもに4~11月に見られ、夏の終わりから秋に個体が増えます。
冬越し
日本では幼虫でしますが、寒い地域では冬を越せないことがあります。

繁殖と一生

幼虫
幼虫は黒と橙色で枝分かれした突起がありますが、この突起に毒針はありません。
幼虫の食草
幼虫はスミレ類を食べ、パンジーやビオラの葉でも見つかります。

名前と分類

名前について
古い図鑑には Argyreus hyperbius という学名でも載っています。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
ツマグロヒョウモン(Argynnis hyperbius)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo