ニホンヤモリは、夜に家の壁や窓に現れ、明かりに集まる虫を食べる小さなトカゲです。「家守」と書くとおり人家のまわりで暮らし、家を守る生き物として親しまれてきました。名前に「日本」と付きますが、日本の集団はもともと大陸から人とともに渡ってきたという見方があります。

姿・形

姿
全長10〜14cmほどで、尾がその半分ほどを占めます。体は平たく灰色から褐色で、ぼんやりした暗い斑紋があり、まわりに合わせて色の濃さを変えます。指の裏のひだで、垂直なガラスにも張り付けます。

間違えやすい生き物

タワヤモリGekko tawaensis

写真だけでは見分けにくいです。タワヤモリは日本固有で、四国や瀬戸内海沿岸のやや乾いた岩場などにすみます。

間違えやすい理由同じ属のよく似たヤモリです。

ミナミヤモリGekko hokouensis

日本では九州南部より南の島々にすむため、見た場所の地域がよい手がかりになります。

間違えやすい理由同じ属で見た目がよく似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 人家とその周辺
  • 市街地
分布
本州・四国・九州などに分布し、朝鮮半島南部と中国東部にもすみます。
好む環境
都市部に多く郊外では少なめで、原生林にはいません。九州西部では海岸の岩場でも見られます。
時期

日本の場合

繁殖 5〜9月

暮らし

食べ物
昆虫、クモ、ワラジムシなど、陸にすむ小さなを食べます。
活動
夜行性で、昼は壁のすき間などで休みます。驚くと狭いすき間に逃げ込み、捕まりそうになると尾を切ります。冬は壁のすき間や縁の下で冬眠します。

繁殖と一生

繁殖期
5〜9月
巣
粘り気のある卵を木や壁に産みつけます。
卵の数
卵2個(1〜3回に分けて産みます)
抱卵
約1.5〜2か月

名前と分類

名前について
標準和名はニホンヤモリですが、ふつうは単に「ヤモリ」と呼ばれます。かつて日本のヤモリ属は本種だけとされていましたが、その後タワヤモリやヤクヤモリが別種として記載されました。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
東京都など一部の都県では、地域のレッドリストでに選ばれています。

文化と話題

文化と話題
  • 漢字では「守宮」「家守」「屋守」と書きます。
  • 害虫を食べてくれることから、ツバメやアオダイショウと並んで家を守る生き物とされてきました。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ニホンヤモリ(Gekko japonicus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo