ミドリヒョウモンは、北海道から九州までの森林のまわりで見られるヒョウモンチョウです。後翅の裏は黄緑色を帯び、そこに白い帯が入ります。初夏に現れたあと暑い盛りはし、秋にふたたび飛び始めます。

姿・形

姿
は35〜40mmほどです。表は黄色の地に黒い筋や斑点が並びます。オスは斑点が少なく、前翅の中ほどにの黒い筋が4本あります。後翅の裏は黄緑色で、外側と中ほどに白い帯、付け根に細長い白い斑が2本あります。前翅の先にオスは白斑がなく、メスには三角形の白斑があります。メスの一部は翅の表全体が黒っぽい黄緑色になり、暗色型と呼ばれます。
季節による姿
年1回、6〜10月に発生します。真夏は夏眠するため、よく見かけるのは初夏と秋です。成虫は長生きするので、秋には翅が傷んだ個体が多くなります。

間違えやすい生き物

メスグロヒョウモンArgynnis sagana

メスは黒地に白い帯が入り、ふつうのヒョウモンとはまったく違う色です。オスはミドリヒョウモンに似ますが、前翅の前縁や後翅の付け根に大きな黒い部分がなく、全体に黄色っぽく見えます。

間違えやすい理由オスどうしがよく似ていて、同じ時期に林縁を飛びます。

オオウラギンスジヒョウモンArgynnis ruslana

オオウラギンスジヒョウモンは前翅の先がやや突き出し、後翅裏は褐色が緑色を帯びる程度です。ミドリヒョウモンは後翅裏の地色がはっきり黄緑色で、付け根に細長い白い斑が2本あります。

間違えやすい理由表の模様がよく似た大型のヒョウモンです。

ウラギンスジヒョウモンArgynnis laodice

ウラギンスジヒョウモンは後翅裏の中ほどに途切れ途切れの銀白色の帯があり、その外側が一様な赤褐色です。ミドリヒョウモンは後翅裏の地色が黄緑色です。表だけでは見分けにくいです。

間違えやすい理由名前のとおり後翅裏に白っぽい筋がある点が似ています。

ツマグロヒョウモンArgynnis hyperbius

ツマグロヒョウモンのメスは前翅の先が黒くなります。ミドリヒョウモンのメスは前翅の先に三角形の白斑があるだけで、黒くはなりません。

すむ場所

よく見られる場所
  • 森林の周辺
  • 林縁
分布
日本では北海道から九州まで見られます。国外ではユーラシアの温帯から寒帯、アフリカの地中海沿岸に分布します。
見られる時期

日本の場合

活動 6〜10月

暮らし

食べ物
成虫は森林のまわりを飛び回り、いろいろな花を訪れます。
冬越し
卵または若い幼虫で越冬します。

繁殖と一生

幼虫の食草
幼虫はスミレ類を食べます。

名前と分類

名前について
日本に分布するのは本種の亜種で、その学名は研究者によって見解が分かれています。

文化と話題

文化と話題
  • 和名は、後翅の裏が緑色を帯びることに由来します。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ミドリヒョウモン(Argynnis paphia)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo