ヒメウスバシロチョウは、半透明の白く薄い翅をもつアゲハチョウ科のチョウで、シベリアや中国東北部、朝鮮半島などに分布します。シロチョウ科ではないため「ヒメウスバアゲハ」と呼ばれることもあります。日本では北海道の集団が知られていますが、これを別種 Parnassius hoenei として分ける分類もあります。

姿・形

姿
翅は白く薄く、半透明です。オスは腹までふさふさした毛に覆われ、メスは毛が薄くなります。北海道の集団では、オスは胸の毛が灰白色、メスは薄い黄色です。

間違えやすい生き物

ウスバシロチョウParnassius glacialis

北海道の集団のオスは胸の毛の色で見分けられます(ヒメウスバシロチョウは灰白色、ウスバシロチョウは黄色)。メスはよく似ていて、見分けるのは難しいです。

間違えやすい理由白く半透明の翅をもつ同じ属のチョウで、一見よく似ています。

すむ場所

分布
国外ではアムール、ウスリー、中国東北部、朝鮮半島などに分布します。日本では北海道(道北・道央・道東)と利尻島の集団が知られますが、この集団を別種とする分類もあります。
好む環境
北海道の集団は、平地から低山と、亜高山帯で見られます。

暮らし

活動
年1回発生します。北海道の集団では、平地から低山で5月から6月下旬、亜高山帯で7月から8月上旬に見られます。
冬越し
卵で冬を越し、翌春早くにふ化します。

繁殖と一生

増え方
交尾のあと、メスの腹の先はオスの分泌物でできた「」に覆われるため、交尾済みのメスはすぐに見分けられます。
幼虫の食草
幼虫はケシ科のエンゴサクのなかまを食べます。北海道の集団ではエゾエンゴサクやエゾキケマンが知られています。

名前と分類

名前について
日本で「ヒメウスバシロチョウ」として知られるのは北海道の集団で、日本では亜種 hoenei(honnei とも書かれます)とされてきました。これを別種 Parnassius hoenei として独立させる分類もあり、その分類では北海道のヒメウスバシロチョウは P. hoenei にあたり、この種は大陸や朝鮮半島の集団を指します。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

ヒメウスバシロチョウ(Parnassius stubbendorfii)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo