イワヒバリは本州中部以北の高山帯の岩場に一年中すむ鳥で、登山者のすぐ近くまで寄ってくることで知られています。頭から胸は灰色、脇腹は赤褐色です。鳥としては珍しく雌が求愛し、群れの中で複数の相手とつがう「」の暮らしをしています。

姿・形

姿
全長15〜18cmで、雌雄同色です。頭から胸は灰色で、喉に白黒の斑があります。背には黒い縦斑があり、翼には白い点の列が2本見えます。
声
ヒバリに似た美しい声でさえずり、ときには飛びながらさえずります。

間違えやすい生き物

カヤクグリPrunella rubida

カヤクグリは一回り小さく(約14cm)、嘴が細くて黒く、目立つ模様がありません。イワヒバリは嘴の付け根が黄色く、脇腹の赤褐色が目立ちます。

間違えやすい理由同じ高山帯にすむ同じ科の地味な鳥だからです。カヤクグリはハイマツなどの林の中にいることが多いです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 高山帯の岩場
  • ハイマツ帯
  • 残雪の周り
分布
日本では本州中部以北の高山帯に分布します。石川県の白山では標高2,400m以上にすみ、ここが日本での分布の西の端です。
いる時期
留鳥(冬は標高の低い所へ移動することがあります)
好む環境
森林限界より上の岩場や草地を歩き回り、木にはあまり止まりません。冬は山地帯の谷など低い所へ下りる個体がいます。
時期

日本の場合

繁殖 6〜9月

暮らし

食べ物
夏は昆虫やクモなどの小さな生き物、冬は主に草の種子や木の実を食べます。
群れの暮らし
警戒心が弱く、2〜3mまで近づけることもあり、山小屋の残飯をついばむこともあります。繁殖期以外は数羽の小さな群れで過ごします。

繁殖と一生

繁殖期
6〜9月
巣
岩のすき間に枯れ草やコケでお椀形の巣をつくります。
卵の数
卵2〜4個(水色)
抱卵
約12〜15日(雌雄とも抱卵します)
巣立ち
約14〜16日で巣立ちます

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
国のレッドリストには載っていませんが、石川県では白山の高山帯だけにすむ数十羽規模の小さな集団のため、絶滅危惧Ⅰ類に選ばれています。開発やごみの増加、天敵の増加が心配されています。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

イワヒバリ(Prunella collaris)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo