チュウサギは、春に日本へ渡って水田で餌を探す白いサギです。ダイサギとコサギの中間の大きさで、繁殖期にはくちばしが黒くなり、目の色が赤くなります。

姿・形

姿
全長は約65~72 cmで、全身が白く脚と指は黒色です。繁殖期には背と胸にが伸び、くちばしが黒くなります。

間違えやすい生き物

ダイサギArdea alba

チュウサギは体、首、くちばしが短く、頭が丸く見えます。口角は目の下で終わりますが、ダイサギでは目より後ろまで伸びます。

間違えやすい理由どちらも全身が白く、非繁殖期には黄色いくちばしをしています。

コサギEgretta garzetta

コサギは小さく、黒い脚の先に黄色い指があります。くちばしは一年を通して黒っぽいですが、チュウサギは非繁殖期に黄色くなります。

間違えやすい理由どちらも白い体と黒い脚をもち、繁殖期にはくちばしが黒く見えます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 水田
  • 湿地
  • 池沼
  • 草地
分布
本州の秋田県以南、四国、九州の平野部を中心に見られます。関東平野や濃尾平野など、水田が広がる地域では比較的多く見られます。
いる時期
主にで、4~5月ごろに渡来し、秋に南へ渡ります。暖地ではまれに越冬します。
好む環境
採食場所として水田と畦を強く利用し、海岸や干潟、流れのある川ではあまり餌をとりません。
見られる時期

日本の場合

いる時期 4〜10月

暮らし

食べ物
水田でドジョウ、ザリガニ、カエル、水生昆虫などを食べます。草地ではバッタやコオロギも捕らえます。
活動
水田や浅い湿地をゆっくり歩き、見つけた獲物を素早く捕らえます。
群れの暮らし
ほかのサギ類と同じに加わって繁殖し、数羽から十数羽の小群で採食することもあります。

繁殖と一生

巣
木や竹の枝を組んで浅い皿形の巣を作り、林や竹林の中ほどから木のてっぺん近くにかけます。
卵の数
1回に3~5個、特に4個の卵を産むことが多いです。
抱卵
オスとメスが卵を温め、20~25日ほどかかります。
巣立ち
ひなは約30日を巣で過ごし、巣立ち後もしばらく親から餌をもらいます。

名前と分類

名前について
アジアのチュウサギは、アフリカやオーストラリア周辺の近い鳥と別種に分けられています。古い資料では Egretta intermedia とも書かれています。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
日本の2026年のレッドリストでは、チュウサギはとされています。
脅威
水田の減少や畑地化、水を張る時期の変化によって餌場が減ることが心配されています。巣を作る林の伐採やコロニーの追い払いも影響します。
チュウサギ(Ardea intermedia)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo