アミガサタケは、頭部の網目状のくぼみが編笠のように見えることから名づけられた春のキノコです。日本では春から初夏にかけて、サクラやイチョウの木の下、庭、河原の土手などに現れます。ヨーロッパでは高級食材ですが、日本ではあまり食べられておらず、生で食べると中毒するといわれています。

姿・形

姿
高さは5〜15cmほどです。頭部は球形から楕円形で、淡い黄褐色から灰褐色をしており、網目に囲まれた多角形のくぼみが並びます。柄は白色から淡黄褐色で、基部がやや太くなります。
育つ姿
頭部から柄まで中が空洞です。肉は薄くもろく、ほとんど味もにおいもありません。

間違えやすい生き物

シャグマアミガサタケGyromitra esculenta

アミガサタケの頭部は網目状のくぼみが比較的整って並びますが、シャグマアミガサタケの頭部は脳のように不規則にしわが寄り、色も濃いです。

間違えやすい理由どちらも春に出る褐色のキノコで、シャグマアミガサタケは重い中毒を起こす毒キノコです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 雑木林
  • 野原
  • 庭園
  • 路傍
  • 河原の土手
分布
日本各地に見られますが、南西諸島と小笠原諸島ではまれです。海外ではヨーロッパなど北半球の温帯から亜寒帯に分布します。
好む環境
山火事や焚き火の跡を好むという報告があります。日本の図鑑では落ち葉などを分解するとされますが、樹木と菌根を作ることもあるとされます。

繁殖と一生

増え方
地中でを作り、そのあと子実体(キノコ)を出すとされています。胞子紋は淡黄色からオレンジがかった黄褐色です。

注意すること

注意すること
微量のヒドラジン類を含むため、生で食べると中毒するといわれています。お酒と一緒に食べると悪酔いや吐き気の原因になることがあり、加熱したものでも大量に食べてめまいなどが起きた例が報告されています。

名前と分類

名前について
近年の研究で、狭い意味の Morchella esculenta はヨーロッパの種とされるようになり、日本でアミガサタケと呼ばれるキノコがそれと同じ種かどうかは、はっきりしていません。頭部が丸く粗いくぼみのあるチャアミガサタケ(var. umbrina)を変種として区別する見方もありますが、同じ種の変異とする意見もあります。日本のアミガサタケ類の分類はまだ整理されていません。

文化と話題

文化と話題
  • 1829年の『本草図譜』に、「仙人帽」という漢名とともに描かれています。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

アミガサタケ(Morchella esculenta)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo