アオサギはダイサギ(Ardea alba)と並んで日本で見られる最大のサギで、全長は90cm前後、翼を広げると150cmを超えます。本州・四国では一年中見られ、川や田んぼでじっと立ち止まって魚を狙う姿はおなじみです。俳句では「青鷺」が夏のになっています。

姿・形

姿
全長88〜98cmで、翼を広げると150〜170cmです。背中は青みがかった灰色で、頭は白く、目の上から後頭部にかけて黒い筋があります。くちばしと目は黄色で、繁殖期にはくちばしや脚が赤みを帯びます。

間違えやすい生き物

ダイサギArdea alba

ダイサギは体が白く、アオサギは背や翼が灰色です。

間違えやすい理由どちらも大きく、田んぼや川で見られます。

ゴイサギNycticorax nycticorax

ゴイサギ(Nycticorax nycticorax)はずんぐりした体に黒い頭と灰色の翼があり、首が短く見えます。アオサギは脚も首も長いです。

間違えやすい理由どちらも水辺にいるサギです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 川
  • 湖や沼
  • 湿原
  • 干潟
  • 水田
分布
ヨーロッパ、アジア、アフリカに広く分布します。日本では北海道から九州まで繁殖が確認され、地域によって渡り方が異なります。
いる時期
北海道では夏に訪れる鳥が多く、本州・四国では一年中見られます。九州では繁殖する地域もあります。
記録される時期

一年中、毎年記録されています · 記録が特に多いのは4〜5月、10〜11月

日本での観察6,971件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
魚のほか、カエルなどの両生類、爬虫類、昆虫、エビ・カニの仲間を食べます。鳥のひなや小さな哺乳類を捕らえることもあります。
群れの暮らし
水辺で獲物を待ち伏せしたり、浅瀬を歩き回ったりしてえさを探します。

繁殖と一生

繁殖期
日本では春に繁殖し、広島県では4〜5月に卵を産むとされています。
巣
松林などに集まって集団繁殖地()をつくり、木の上に皿のような形の巣をかけます。
卵の数
卵3〜5個
抱卵
23〜28日
巣立ち
ひなは7〜8週ほどで飛べるようになります。

名前と分類

名前について
日本にすむのはアオサギ(Ardea cinerea jouyi)で、中国北部から朝鮮半島、日本、スマトラ島・ジャワ島にかけて分布します。ヨーロッパやアフリカなどには別の亜種がすんでいます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 水辺に立つ姿が俳句に詠まれてきました。
  • 学名の Ardea はラテン語で「サギ」、cinerea は「灰色の」という意味です。
アオサギ(Ardea cinerea)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo