ミツバチ属は、花の蜜や花粉を集め、巣で女王蜂、働き蜂、雄蜂が役割を分けて暮らすハチの仲間です。日本ではニホンミツバチとセイヨウミツバチが代表的です。蜂蜜づくりのほか、イチゴやメロンの花に花粉を運ぶために飼育されています。

このグループの生き物

トウヨウミツバチApis cerana

日本にすむトウヨウミツバチにはニホンミツバチが含まれます。セイヨウミツバチと似ており、写真だけで確実に分けにくい場合があります。

セイヨウミツバチApis mellifera

日本で広く飼育される導入種です。体色には幅があるため、色だけでトウヨウミツバチと分けるのは難しいです。

姿・形

見分けるポイント
マルハナバチ属より細身で、腹部に褐色と黒色の帯が見えます。働き蜂は後脚に花粉の塊を付けて運ぶことがあります。

間違えやすい生き物

マルハナバチ属Bombus

マルハナバチ属は丸く、長い毛でふさふさして見えます。ミツバチ属はより細身で腹部の帯がはっきり見えます。

間違えやすい理由どちらも花で花粉を集める社会性のハチです。

ハナアブ科Syrphidae

ハナアブは大きな目と短い触角が目立ち、翅は一対です。ミツバチは翅が二対で、触角が長いです。

間違えやすい理由黄黒や褐色の模様でミツバチに似る種類が多いです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 花の多い里地・庭
  • 農地
  • 樹洞・巣箱
分布
ミツバチ属はヨーロッパ、アフリカ、アジアに自然分布します。日本では在来のニホンミツバチと、導入され広く飼育されるセイヨウミツバチが代表的です。
好む環境
花蜜と花粉を集められる花が続くことが大切です。日本で見られるトウヨウミツバチとセイヨウミツバチは、木のうろや巣箱などの空間に巣を作ります。
記録される時期

一年中、毎年記録されています

日本での観察1,796件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
成虫は花蜜をエネルギーにし、花粉を幼虫の餌として集めます。
群れの暮らし
一つの群れには女王蜂、働き蜂、雄蜂がいます。群れが大きくなると、古い女王蜂と働き蜂の一部が新しい巣場所を探すが起こります。
冬越し
日本で見られるトウヨウミツバチとセイヨウミツバチの群れは、同じ巣で複数年続くことがあり、寒い時期は蓄えた蜂蜜を使います。

繁殖と一生

巣
働き蜂はで六角形の部屋を作り、子を育てて蜂蜜や花粉を蓄えます。日本の二種は空洞に何枚もの巣板を作りますが、ほかには野外に一枚の巣を掛ける種もいます。

注意すること

注意すること
花を訪れる一匹はふつう人を避けますが、巣を刺激すると働き蜂が防衛します。枝や建物に蜂の塊が一時的に止まっているときは、触らず自治体などに相談します。

名前と分類

グループの名前
日常語の「ミツバチ」は、ほぼミツバチ属 Apis と重なります。ただし会話では、飼育の多いセイヨウミツバチだけを指すこともあります。
含まれる種の数
2025年の研究総説では、世界のミツバチ属は9種とされています。日本で見られる代表は、在来のトウヨウミツバチと導入されたセイヨウミツバチです。

保全状況

脅威
病気や寄生生物、農薬、餌となる花の不足、極端な天候が重なると群れが弱ることがあります。

文化と話題

文化と話題
  • 日本の養蜂では蜂蜜、蜜ろう、ローヤルゼリーなどを得ます。
ミツバチ属(Apis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo