ツツジグンバイは、ツツジやサツキの葉裏で汁を吸う体長4mmほどのグンバイムシの仲間です。日本ではツツジ類の代表的な害虫で、オオムラサキやヒラドツツジ、サツキがよく被害を受けます。吸われた葉は白くかすれ、葉裏には黒いヤニのような糞が残ります。
姿・形
- 姿
- 体長は3.5〜4mmです。淡い黄色の体に黒褐色の斑紋があり、透明な翅に網目状のが走ります。翅をたたむと背中に大きなX字形の黒褐色紋が見え、前胸は頭を覆う帽子のように張り出しています。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 庭・公園
- 道路の植え込み
- 生け垣
- 分布
- 本州から沖縄まで分布し、北海道にいるかどうかははっきりしません。国外ではロシア極東、朝鮮半島、中国南部、台湾にいます。日本から持ち込まれて北米・ヨーロッパ・オーストラリアなどにも広がりました。
- 好む環境
- 園芸のツツジに多く付くため、人里のまわりでよく見られます。車道脇のような乾いた日なたの植え込みにも多いです。
暮らし
- 食べ物
- 成虫も幼虫もツツジ類の葉裏で細胞の中身を吸います。吸われた葉は白いまだらになり、ひどいと葉全体が白くなったり枯れたりします。まれにカキに付くこともあります。
- 群れの暮らし
- 成虫と幼虫が葉裏に群れて付いています。
- 冬越し
- 主に卵で冬を越します。卵は葉裏の組織の中に1個ずつ産み込まれます。成虫で冬を越すものもいますが、その後の繁殖にはかかわらないようです。
繁殖と一生
- 幼虫
- 卵は4月中旬ごろからかえり、幼虫は1か月足らずで成虫になります。新しい成虫は5月下旬ごろから現れ、年に何も繰り返します。
- 幼虫の食草
- ツツジ属の植物で、特にオオムラサキ、ヒラドツツジ、サツキによく付きます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
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