シロイチモジヨトウは、幼虫がネギや豆類、キク、カーネーションなど多くの作物を食べるヤガ科の農業害虫です。名前は幼虫の体の側面にある白い線に由来するとされます。日本では1980年代に鹿児島県や高知県のネギ産地で問題になり、2016年からは西日本を中心に再び多く発生しています。

姿・形

姿
成虫は体長約12mm、翅を広げると30mm前後です。前翅は灰褐色で黄褐色の丸い紋があり、後翅は白く半透明です。

間違えやすい生き物

ハスモンヨトウSpodoptera litura

成虫はハスモンヨトウのほうが大きく、翅を広げると約40mmで、前翅に淡褐色の斜めの縞模様があります。シロイチモジヨトウは30mm前後と小さく、縞模様ではなく丸い紋があります。幼虫どうしは写真での区別が難しいことがあります。

間違えやすい理由同じ属で、日本の畑で同じ時期に発生し、幼虫がいろいろな作物を食べるからです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 畑
  • ハウス
分布
東アジア、東南アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカなどに分布します。日本では1990年に27府県で被害が出るまでに広がりました。
好む環境
熱帯から温帯にすみ、長い距離を移動する害虫として知られています。

暮らし

食べ物
幼虫は26科64種の植物が知られるで、マメ科・アブラナ科・ウリ科・ナス科などの野菜や、カーネーション・キクなどの花を食べます。
活動
成虫は夜に活動します。幼虫は葉のすき間に潜り込んだり、葉をつづり合わせて中から食べたりするため、薬剤が届きにくく防除が難しい害虫です。

繁殖と一生

卵の数
雌は1匹あたり数百~1,000個ほどの卵を産みます。卵のかたまりはでおおわれています。
幼虫
若い幼虫は淡い緑色ですが、育つにつれて淡緑色・緑褐色・暗褐色とさまざまな色になります。のまわりにピンク色の斑紋があります。を経て土の中でさなぎになり、25℃では約9日で羽化します。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo