ヨウシュホオズキは、花のあとがふくらんで実を包み、赤い提灯のようになるナス科の多年草です。お盆の精霊棚に飾り、浅草寺のほおずき市でもおなじみの日本のホオズキは、この種の東アジアの(var. franchetii)です。ヨーロッパや中央アジアに分布する基本の変種は、全体に毛が多いのが特徴です。
姿・形
- 育つ姿
- 地下に長いをのばす多年草で、高さは40〜90cmほどになります。
- 葉
- 卵形の葉が互生し、ふちに大きめの鋸歯があります。
- 花
- 葉のつけ根に、白っぽい花が一つずつ咲きます。
- 花の時期
- 6〜7月
- 実
- 花のあと萼が大きく育って袋になり、球形の実を包みます。萼も実も熟すと赤〜橙色になり、実の中には小さな種がたくさんあります。
間違えやすい生き物
イヌホオズキSolanum nigrum
イヌホオズキの実は袋に包まれず、直径7〜10mmほどの小さな丸い実が熟すと光沢のない黒色になります。花も白く小さく、黄色いおしべが突き出します。
間違えやすい理由名前に「ホオズキ」が入り、同じナス科の草なので取り違えられます。
すむ場所
- よく見られる場所
- 人家の庭
- 畑のまわり
- 人里
- 分布
- 種全体では南ヨーロッパから南アジア、東北アジアまで分布します。日本のホオズキはほとんどが人家で栽培されたもので、人里で野生化したものも見られます。もともと日本に自生していたかどうかは意見が分かれています。
- 花の時期
6〜7月に咲きます
花 6〜7月
注意すること
- 注意すること
- 微量の毒性成分を含み、生では苦いです。根茎には子宮を収縮させる作用があり、江戸時代には堕胎に使われたこともあるため、妊娠中は特に危険です。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 古くは「アカカガチ」と呼ばれ、古事記では八岐大蛇の赤い目のたとえにこの名が使われています。
- 種を抜いた実を口に含んで鳴らす遊びが昔から親しまれてきました。名前を「頬」や、鳴らすときに頬をふくらませる様子と結びつける説があります。
- 浅草寺では毎年7月9〜10日の四万六千日にほおずき市が開かれ、たくさんの人でにぎわいます。
- 「鬼灯」は俳句で秋の季語です。
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