マグワは、カイコの餌となる葉を得るために日本各地で育てられ、を支えてきた木です。同じ木でも葉の切れ込みは変わり、ヤマグワとは葉だけで見分けにくいことがあります。

姿・形

姿
高さ10mほどになるですが、桑畑では葉を採りやすいよう毎年刈り込まれて低く仕立てられます。
葉
葉は互生し、卵形から楕円形で、縁に粗い鋸歯があります。同じ株に切れ込みのない葉と深く裂けた葉が混じることがあります。
花
淡緑色の小さな花が新しい枝の下部に穂状に集まります。雄花と雌花が別の木につくことが多いです。
花の時期
日本では4~5月に花が咲きます。
実
多数の小さな果実が集まった細長いができ、白・桃・赤色を経て紫黒色に熟すものもあります。

間違えやすい生き物

ヤマグワMorus indica

熟した果実を見ると、ヤマグワには雌しべの花柱が長い毛のように残ります。マグワでは長い花柱が目立ちませんが、葉だけでは変異が大きく見分けにくいです。

間違えやすい理由葉の形が幅広く変わり、よく似た桑の実をつけます。

カジノキBroussonetia papyrifera

カジノキは若い枝と葉に毛が目立ち、果実は丸い球状で橙赤色になります。マグワの果実は細長く、キイチゴのように見えます。

間違えやすい理由同じクワ科で、切れ込みのある葉をつけることがあります。

クワに似た木
葉・枝果実
マグワ葉の切れ込みは変わります細長く、長い花柱は目立ちません
ヤマグワ葉だけでは区別しにくいです長い花柱が毛のように残ります
カジノキ葉や若枝に毛が目立ちます丸く橙赤色に熟します

すむ場所

よく見られる場所
  • 桑畑跡
  • 人里・道ばた
  • 庭園・街路
分布
中国・朝鮮半島に分布し、日本には古くに渡来しました。養蚕用などに各地で植えられ、人里近くで野生化した木も見られます。
花の時期

4〜5月に咲きます

花 4〜5月

名前と分類

名前について
ヤマグワ(Morus indica)は、以前 Morus bombycis とも呼ばれました。
品種といろいろな姿
養蚕向けに多くの品種が育てられ、葉の形や果実の色にも違いがあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
マグワ(Morus alba)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo