チョウゲンボウは、日本の農耕地や河川敷で見られる小型のハヤブサの仲間です。羽ばたきながら空中の一か所にとどまり、地上の獲物を探します。建物や鉄橋のすき間を使って子育てします。

姿・形

姿
オスは頭と尾が青灰色で、栗色の背に黒い斑点があります。メスは全体に淡い褐色で、背や翼、尾に黒い横じまがあります。
声
「キィーキィーキィー」や「キッキッキッ」と聞こえる鋭い声で鳴きます。

間違えやすい生き物

ハヤブサFalco peregrinus

ハヤブサはより大きく力強い体つきで、目の下の暗い色の模様が目立ちます。チョウゲンボウは尾が長く、褐色味が強く、をよく行います。

間違えやすい理由どちらも先のとがった翼を持つハヤブサ属の鳥です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 草地・農耕地
  • 河川敷・干拓地
  • 市街地
分布
日本では近畿地方から北海道にかけて繁殖が確認され、冬は全国各地で見られます。
いる時期
繁殖地に残る個体もいますが、繁殖後に暖かい地域へ移動する個体もいます。
記録される時期

一年中、毎年記録されています

繁殖 3〜6月

日本での観察474件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
ハタネズミ類を中心に、小鳥や昆虫、爬虫類も食べます。
活動
空中の一点にとどまる停空飛翔や、止まり木からの待ち伏せで獲物を探します。

繁殖と一生

繁殖期
産卵は早いペアでは3月、遅いペアでは6月です。
巣
崖や鉄橋、建物の穴、カラスの古巣、木の穴、巣箱などを利用します。
抱卵
平均約28日

名前と分類

名前について
日本で繁殖するのは、チョウゲンボウ(F. t. interstinctus)です。種と同じ和名なので、学名を見ると区別できます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
世界全体では個体数が減少傾向にあります。

文化と話題

文化と話題
  • 長野県中野市の「十三崖のチョウゲンボウ繁殖地」は、集団で営巣する場所として国の天然記念物に指定されています。
チョウゲンボウ(Falco tinnunculus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo