コイは、もともとヨーロッパと西アジアにすむ淡水魚です。口元の2対のと長い背びれが目印です。日本の池や川では在来型と各地へ移された飼育型が混じっているため、写真だけでヨーロッパ系のコイを見分けるのは難しいです。

姿・形

姿
野生型は背側が褐色がかった緑色で、腹側は黄褐色になることが多いです。厚い唇のそばに2対のひげがあり、背びれの付け根が長いです。

間違えやすい生き物

コイCyprinus rubrofuscus

どちらも口元にひげがあり、飼育系統の交雑もあるため、普通の写真だけでは確実な識別が難しいです。

間違えやすい理由東アジアのコイは以前、本種の亜種や同じ種として広く扱われてきました。

キンギョCarassius auratus

本種には口元に2対のひげがありますが、キンギョにはひげがありません。野生化したキンギョは褐色になるので、色だけでは見分けません。

間違えやすい理由野生化した個体は体形と色がよく似ます。

ソウギョCtenopharyngodon idella

ソウギョには口元のひげがなく、背びれも短いです。本種は2対のひげと長い背びれを持ちます。

間違えやすい理由どちらも大型になるコイ科の淡水魚です。

すむ場所

よく見られる場所
  • 湖沼・ため池
  • 流れの緩い河川下流
分布
本来はヨーロッパから西アジアにかけて分布します。日本には飼育型のコイが移されていますが、在来型との区別が難しいです。
好む環境
流れの弱い水域の底近くをよく利用し、泥底や水草のある場所にも暮らします。
記録される時期

一年中、毎年記録されています

日本での観察423件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
底を探りながら植物のかけら、水中の小さな動物、生き物の死がいの細かなかけらなどを食べるです。
活動
底泥を巻き上げたり水草を抜いたりするため、飼育型が増えた水域では水の透明度や水草へ影響することがあります。

繁殖と一生

増え方
水に触れるとくっつく卵を水草などに産み付けます。

名前と分類

名前について
東アジアのコイ(Cyprinus rubrofuscus)は、以前は本種と同じ種やその亜種として扱われていました。今は別種として扱うことがあります。
品種といろいろな姿
大きな鱗がまばらに並ぶミラーカープや、鱗が非常に少ないレザーカープなどの飼育型があります。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
日本では飼育型のコイが在来型に影響することが問題となり、放流しないよう呼びかけられています。

文化と話題

文化と話題
  • 日本では古くから飼育型のコイを食用や観賞用に育ててきました。
コイ(Cyprinus carpio)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo