アオウミガメの「アオ」は甲羅の色ではなく、体の脂肪が青緑色をしていることに由来します。大人になると海草や海藻を食べる、ほぼ植物食のウミガメです。日本では主に小笠原諸島と南西諸島で産卵します。
姿・形
- 姿
- ウミガメ科で最大の種で、大人の甲長はおよそ1m前後です。甲羅は褐色・灰色・オリーブ色で、体の大きさの割に頭が小さく、目の間に大きな鱗が1対あります。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 暖かい海
- 海草藻場
- 砂浜(産卵)
- 分布
- インド洋・大西洋・太平洋の暖かい海に広く分布します。日本では主に小笠原諸島で、南西諸島でも産卵し、四国や九州、本州の太平洋側の海岸でも産卵が確認されています。
- 移動
- 大人は数年おきに、生まれた浜の近くへ戻って産卵します。
- 時期
日本の場合
繁殖 4〜8月
暮らし
- 食べ物
- ほぼ植物食です。九州より北では主に海藻を、南西諸島では海草と海藻を食べます。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 小笠原諸島では4月下旬から8月中旬(主に6月中旬〜7月中旬)、屋久島では5月中旬から8月下旬に産卵します。
- 巣
- メスが夜に砂浜に上がり、穴を掘って卵を産みます。
- 卵の数
- 1回に100個あまり
- 抱卵
- 砂の中で約2か月でふ化します。砂の温度が高いとメスが、低いとオスが多く生まれます。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- LC低懸念絶滅のおそれは低いです
- 現状
- 環境省レッドリストでは絶滅危惧II類(VU)です。世界全体では1970年代より数が増え、2025年に絶滅危惧(EN)から引き下げられましたが、まだ減っている地域個体群もあります。
- 脅威
- 漁網での、ごみの誤食、卵の採取、による藻場の減少などが脅威です。
文化と話題
- 文化と話題
- 小笠原では日本領になった1876年以降に乱獲され、1910年には年に数百頭しかとれないほどに減りました。
- 今も父島・母島では食用の漁が認められていますが、産卵期は禁漁で、年135頭まで、甲長75cm以上の個体に限られています。
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