ホソハリカメムシは、イネ科の草が生える草地で普通に見られ、水田にも入る褐色のカメムシです。左右の肩が小さな黒いとげのように張り出します。イネの穂を吸うと米粒に斑点が生じることがあり、農業では害虫として扱われます。

姿・形

姿
体長はおよそ9~12mmです。黄褐色から暗褐色の体に細かな暗色の点があり、頭のすぐ後ろにある胸の両端が黒く鋭く張り出します。

間違えやすい生き物

ハリカメムシCletus schmidti

ホソハリカメムシはハリカメムシより体幅が狭いです。真上から撮った写真で体の幅を見ます。

間違えやすい理由褐色の体と左右に張り出す肩がよく似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 草地
  • 河川敷
  • 水田と畦
  • 牧草地
分布
日本では北海道から九州まで見られます。韓国や中国にも分布します。
好む環境
メヒシバやアキノエノコログサなど、イネ科植物が生える場所で暮らします。

暮らし

食べ物
成虫も幼虫もイネ科植物の葉、茎、穂から汁を吸います。マメ科牧草も利用します。
活動
日本の関東地方では3~11月ごろに見られます。
冬越し
成虫で越冬するとされますが、地域によって活動時期は変わります。

繁殖と一生

繁殖期
イネ科雑草で増え、出穂後の水田へ移動して穂を吸うことがあります。
増え方
卵からかえった幼虫は数回脱皮して成虫になります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
脅威
日本では斑点米カメムシ類の一種として発生状況が調べられています。
ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo