ムシトリナデシコは、河原や道ばたに生えるです。茎の上部には粘る帯があり、小さな桃色の花が丸く集まって咲きます。粘る部分に虫が付くことはありますが、虫を消化する食虫植物ではありません。

姿・形

姿
毛のない茎と葉は白っぽい青緑色で、上部の節の下に粘る帯があります。茎先には小さな桃色、まれに白色の花が丸く集まって咲きます。
育つ姿
一年草またはで、高さはおよそ10~70 cmです。
葉
葉は茎に向かい合ってつき、下部ではへら形に近く、上部では細長くなって茎を抱くようにつきます。
花の時期
日本では初夏から夏に花が目立ちます。
実
細長いが熟すと先が裂け、1 mmに満たない暗褐色の種子が出ます。

間違えやすい生き物

セキチクDianthus chinensis

セキチクは花びらの縁が深くぎざぎざに切れ、中心に濃い模様が出ることが多いです。ムシトリナデシコは小花が茎先に丸く集まり、上部の節の下に粘る帯があります。

間違えやすい理由どちらもナデシコ科で、桃色の五つに開く花をつけます。

シバザクラPhlox subulata

シバザクラは地面を低く覆い、針のような細い葉の上に筒形の花を密につけます。ムシトリナデシコは茎が直立し、向かい合ってつく幅広い葉と粘る茎の帯があります。

間違えやすい理由遠目には鮮やかな桃色の五つに分かれた花が群れて見えます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 河原
  • 空き地
  • 道ばた
  • 花壇の周辺
分布
原産地は南・中南部ヨーロッパからトルコの一部です。日本では観賞用から野外へ広がり、定着した外来植物として各地で見られます。
好む環境
河原や道ばた、空き地などに生えます。

繁殖と一生

増え方
種子で増え、河原や空き地にも広がります。

名前と分類

名前について
以前は Silene armeria と呼ばれていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 江戸時代ごろに観賞用として日本へ入ったと考えられています。
  • ムシトリという名は、上部の茎が粘って虫が付くことに由来します。
ムシトリナデシコ(Atocion armeria)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo