アメリカガモは北アメリカ東部にすむカモで、日本では通常は見られません。メスのマガモやカルガモに似た暗い褐色の体で、いちばん近い親戚のマガモとの雑種がよく生まれます。

姿・形

姿
全長54〜59cmで、マガモとほぼ同じ大きさです。雌雄とも体は黒っぽい褐色で、頭は灰褐色です。翼の紫色の部分に白い縁がありません。オスのくちばしは黄色、メスはくすんだ緑色です。

間違えやすい生き物

マガモ(メス)Anas platyrhynchos

マガモのメスは体がより明るい褐色で、翼の青い部分の前後に白い縁があります。アメリカガモはずっと暗い色で、白い縁がありません。

間違えやすい理由大きさや体つきがほぼ同じで、両者の雑種もよく見られます。

カルガモAnas zonorhyncha

カルガモは東アジア、アメリカガモは北アメリカ東部にすむので、撮影した場所でまず区別できます。

間違えやすい理由どちらも雌雄がよく似た暗い褐色のカモです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 塩性湿地
  • 河口
  • 池・湖
  • 森の湿地
分布
カナダ東部とアメリカ合衆国東部にすみます。北部で繁殖し、冬はアメリカ東部、とくに大西洋岸へ移ります。
いる時期
一部だけが渡りをする鳥です。北の内陸の群れは遠くまで移動し、沿岸の群れはあまり移動しません。

暮らし

食べ物
浅い水で逆立ちして食べる雑食のカモです。繁殖期は植物を多く食べ、冬の海岸では貝などの小さな動物を多く食べます。

繁殖と一生

卵の数
卵7〜11個
抱卵
メスが抱卵し、ふつう26〜29日かかります。
巣立ち
ひなは約2か月で飛べるようになります。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
現状
森が切り開かれてマガモが広がり、雑種が増えたことと湿地の減少で、内陸では数が大きく減っています。

ほかの生き物も見てみる

出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

アメリカガモ(Anas rubripes)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo