メロンとマクワウリは同じ種(Cucumis melo)です。マクワウリは古くから日本で「うり」と呼ばれて親しまれ、名前は名産地だった美濃国真桑村(岐阜県本巣市)に由来します。網目のあるマスクメロンは明治以降に広まり、静岡県の温室メロンや北海道の夕張メロンが知られています。

姿・形

育つ姿
地面をはったり支柱をつたったりして伸びる、つる性の一年草です。
葉
葉は手のひら状に浅く切れ込み、ふちにぎざぎざがあります。表面はざらざらしています。
花
黄色い花が咲きます。雄花と雌花が同じ株に別々に咲き、確実に実をつけるために人の手で受粉させることもあります。
実
果実の形は球形から俵形、細長いへび状まで、果皮は白・緑・黄色などさまざまです。網目のある「ネット系」と、ないものがあります。中心に多くの種子があります。

間違えやすい生き物

キュウリCucumis sativus

キュウリの果実は細長い円柱形で、若いうちは緑色の皮にとげのような突起があります。メロンやマクワウリの果実は丸みのある球形〜俵形です。

間違えやすい理由同じキュウリ属で、黄色い花やざらざらした手のひら状の葉が似ているためです。

アレチウリSicyos angulatus

アレチウリは河原や空き地に野生化するつるで、花は白く、果実は1cmほどと小さく鋭いとげにおおわれます。メロンは黄色い花で大きな果実をつけます。

間違えやすい理由角ばった広い葉をつけるウリ科のつるで、葉だけでは似て見えるためです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 畑
  • 温室・ハウス
分布
原産地はアフリカ説とアジア説があり、はっきりしていません。いまは世界中で栽培されています。日本では畑や温室で栽培され、2022年の出荷量は茨城県、熊本県、北海道の順に多くなっています。
好む環境
暖かい気候を好む一年草です。

育て方

育て方
静岡県では1本のつるに実を1個だけ育てる方法で、高級な温室メロンを作っています。
増やし方
種子で増やします。品種どうしは交雑しやすいですが、キュウリやスイカ、カボチャとは交雑しません。

名前と分類

名前について
園芸上はいくつかの群に分けられます。マスクメロンやアールスメロンのような網目のあるレティクラトゥス群、ハネデューメロンのイノドルス群、ヘビウリのフレクスオスス群、漬物用のシロウリのコノモン群、マクワウリのマクワ群などです。
品種といろいろな姿
マクワウリ(黄色い皮と白い果肉)、シロウリ、マスクメロン、アールスメロン、プリンスメロン、アンデスメロンなどがあります。

文化と話題

文化と話題
  • マクワウリは夏の季語です。万葉集にも瓜が詠まれています。
  • 甘い西洋メロンが広まる前の昭和中期までは、マクワウリが「メロン」と呼ばれていました。
  • 網目のあるマスクメロンの代表「アールス・フェボリット」は、1925年にイギリスから種子が入り、1932年から静岡県で栽培が始まりました。
  • 韓国ではマクワウリの仲間が「チャメ」と呼ばれ、よく食べられています。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

メロン(Cucumis melo)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo