オオムギは日本では縄文時代に伝わったとされる古い穀物で、麦飯や押し麦、麦茶、麦味噌、麦焼酎、ビールの原料として暮らしに深く根づいています。穂が実って色づく初夏の頃は「麦秋(ばくしゅう)」と呼ばれ、夏の季語になっています。
姿・形
- 育つ姿
- イネ科の一年草です。
- 花
- 穂の軸の節ごとに小さな穂が3つずつつき、それぞれに長い(のぎ)があります。3つとも実るのが六条オオムギ、真ん中の1つだけが実るのが二条オオムギです。
- 実
- 殻が実から離れにくいものが皮麦、離れやすいものがハダカムギです。
間違えやすい生き物
コムギTriticum aestivum
葉の付け根を見ると確実です。オオムギは毛のない大きなが指のように目立ち、コムギの葉耳は小さく毛があります。オオムギにはいつも芒がありますが、芒のあるコムギの品種もあるので、芒だけでは見分けにくいです。
間違えやすい理由同じ頃に同じような畑で育ち、穂の形も似ています。
すむ場所
- よく見られる場所
- 畑
- 水田(裏作)
- 分布
- 関東から九州にかけては、稲のとして秋に種をまきます。北海道など寒い地域では春まきの品種が使われます。
- 好む環境
- コムギより低温や乾燥に強いとされ、コムギが育ちにくい地方でも作られてきました。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
文化と話題
- 文化と話題
- 「大麦」の「大」は粒の大きさではなく、質が良く用途が広いことを表すといわれています。
- 二条オオムギは主にビールなどの醸造用に、六条オオムギやハダカムギは食用や麦茶、味噌に使われます。
- 中世には麦飯が農民の主食でした。明治期にはコムギの3倍近くの面積で作られていましたが、高度経済成長期に大きく減りました。
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