シロコスミレは、乳白色の花を咲かせる草地のスミレです。花の後ろの袋状の部分が短く、葉は三角形で付け根が幅広いのが特徴です。日本では野生の株が今も残っているかはっきりせず、絶滅の危険が極めて高いとされています。

姿・形

育つ姿
地上茎が目立たず、葉が根元に集まるです。
葉
大きくなった葉は、付け根が耳のように横へ張り出す細長い三角形で、葉の柄には平たい張り出しがありません。
花
花は乳白色で、左右の花びらの内側に毛があります。花の後ろに伸びるは短く、長さ約5mmです。
実
果実は長さ6~9mmほどの楕円形ので、褐色の種子を包みます。

間違えやすい生き物

コスミレViola japonica

シロコスミレは乳白色の花、左右の花びらの内側の毛、短く丸い距が手がかりです。花だけで迷うときは、大きくなった葉の幅広い付け根も確認します。

間違えやすい理由全体の形がコスミレとシロスミレの中間のように見えます。

シロスミレViola patrinii

シロコスミレはシロスミレより葉が幅広く、葉の柄に平たい張り出しがありません。花だけでなく葉の柄まで写った写真が役立ちます。

間違えやすい理由どちらも白い花をつけ、葉が根元に集まります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 草原
  • 日当たりのよい斜面
分布
日本では長崎県から記録されています。東アジアでは朝鮮半島と中国東部にも分布します。
好む環境
明るい草地に生育します。

名前と分類

名前について
「シロスミレ」という名で記されたこともあります。ただし、ふつうシロスミレ(Viola patrinii)と呼ばれる別種もあるため、名前だけでは区別できません。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
日本ではCRと評価され、花を咲かせる株は50未満と推定されています。
シロコスミレ(Viola lactiflora)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo