アナウサギは、ペットのカイウサギ(イエウサギ)の祖先にあたる野生のウサギです。もとはイベリア半島と北西アフリカにすみ、地中に巣穴を掘って群れで暮らします。日本にはもともといませんが、人が持ち込んだウサギが広島県の大久野島などの島で野生化しています。

姿・形

姿
体長35〜50cm、体重1.5〜3kgほどです。野生型は灰褐色で、腹側は淡い灰色です。カイウサギは品種によって毛色や耳の形、大きさがさまざまです。

間違えやすい生き物

ニホンノウサギLepus brachyurus

ニホンノウサギは耳の先が黒く、巣穴を掘らずにやぶや木の根元で休みます。雪の多い地域では冬に白くなります。公園や島で群れている、いろいろな毛色のウサギは、たいてい野生化したカイウサギです。

間違えやすい理由どちらも「ウサギ」と呼ばれ、茶色い個体は遠目では似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 短い草地
  • やぶの周辺
  • 農地
  • 島
分布
原産地はスペイン、ポルトガル、フランス南西部、モロッコとアルジェリアの北部です。人の手で南極を除くすべての大陸と800以上の島に持ち込まれました。日本にはもともと野生のものはいませんが、人が持ち込んだウサギが広島県の大久野島などの島で野生化しています。
好む環境
隠れ場所(やぶ・岩・生け垣)の近い短い草地を好みます。

暮らし

食べ物
主に草を食べ、食べ物が少ないと樹皮や根も食べます。
活動
危険を感じると後ろ足で地面を打ち鳴らし、尾の白い裏側を見せながら巣穴に逃げ込みます。
群れの暮らし
メスを中心とした群れで、つながった巣穴に暮らします。あごをこすりつけたり、決まった場所にふんをしたりしてなわばりを示します。

繁殖と一生

増え方
子は巣穴の中で、毛がほとんどなく目を閉じた状態で生まれます。
妊娠期間
28〜33日です。
一度に産む子の数
1回に3〜7匹ほど(平均5〜6匹)で、年に何度も出産します。

名前と分類

名前について
カイウサギ(Oryctolagus cuniculus domesticus)はこの種の家畜型で、別の項目があります。ポルトガルとスペイン南部の小型の群れは以前は亜種とされていましたが、最近の分類では別種(Oryctolagus algirus)とすることもあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
EN絶滅危惧野生での絶滅の危険がとても高いです
現状
環境省の生態系被害防止外来種リストに「アナウサギ(カイウサギ)」として載っています。IUCNの「世界の侵略的外来種ワースト100」にも入っています。
脅威
原産地では、やウサギ出血病などの感染症、狩猟、生息地の破壊で大きく減りました。

文化と話題

文化と話題
  • 大久野島(広島県竹原市)のウサギは、1971年に地元の小学校で飼われていた8羽が放されて増えたという説が有力です。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

アナウサギ(Oryctolagus cuniculus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo