クロツグミは、春に渡ってきて北海道から九州の山地や丘陵の林で繁殖するです。オスは黒い体に黄色いくちばしと、白い腹に黒い斑点があり、変化に富んだ大きなさえずりで知られています。

姿・形

姿
全長21〜22.5cmほどで、ツグミよりやや小さい鳥です。オスは頭から胸と背が黒く、白い腹に黒い三角形の斑点があり、くちばしと目のまわりが黄色です。メスは上面が褐色で、のどから腹は白地に黒褐色とだいだい色の斑があります。若いオスはメスに似ていることがあります。
声
オスのさえずりは1回2〜4秒で、口笛のような前半と、つぶやくようなトリルの後半からなります。1羽が前半だけで20種類ほどのフレーズを持ち、ほかの鳥の声を取り入れることもあります。は低い「キョッ」です。

間違えやすい生き物

クロウタドリTurdus mandarinus

クロウタドリのオスは全身が黒く、腹も黒いままです。クロツグミのオスは腹が白く、黒い斑点があります。

間違えやすい理由どちらもオスが黒い体に黄色いくちばしを持つためです。クロウタドリは日本ではまれな鳥です。

カラアカハラTurdus hortulorum

カラアカハラのオスは背と胸が灰色で、脇腹がだいだい色です。クロツグミのオスは頭から胸が黒いので、姿が見えれば区別できます。声はとてもよく似ているため、声だけで決めないようにします。

間違えやすい理由春の日本海側では両種が通過し、地鳴きもさえずりもそっくりなためです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山地や丘陵の林
  • 広葉樹林
  • 針葉樹の植林
分布
日本では北海道から九州まで広く繁殖し、主に標高300〜1500mほどの丘陵や山地の林にすみます。北陸より北では平地の林でも繁殖します。冬は中国南部からインドシナ半島北部で過ごします。
いる時期
夏鳥です。多くは4月下旬に繁殖地へ戻り、本州中部では4月10日ごろに着くこともあります。10月にはほとんどが去り、11月上旬まで残る個体もいます。まれに日本で冬を越すものもいます。
見られる時期

日本の場合

繁殖 5〜8月 · いる時期 4〜10月

暮らし

食べ物
地上で昆虫やムカデの仲間、ミミズを探して食べ、ときには木の上で飛ぶ虫も捕らえます。キヅタ、ヒョウタンボク、サクラなどの実も食べます。ヒナには主にミミズを運びます。
群れの暮らし
繁殖期はつがいでなわばりを持ちます。たいていは一夫一妻ですが、2羽のメスとつがうオスもいます。

繁殖と一生

繁殖期
5〜7月に卵を産み、8月ごろまで繁殖します。
巣
つるが絡んだ枯れ枝の根もとなどに、枯れ草の茎や根に泥を混ぜたお椀形の巣を作ります。外側にコケをつけることが多く、高さは平均1.7mほどです。
卵の数
卵3〜4個(多くは4個)
抱卵
約13日(メスだけが抱卵)
巣立ち
ふ化から約12〜14日で巣立ちます。巣立ち後すぐに次の巣を作り始め、1シーズンに3回巣立たせるつがいもいます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

クロツグミ(Turdus cardis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo