ムラサキツメクサは、牧草として明治時代以降に持ち込まれ、今では日本各地の草地や道端で見られるです。葉に見られる白いV字模様と、丸く集まった紅紫色の花が目印です。アカツメクサとも呼ばれます。

姿・形

育つ姿
高さ20~60cmほどになる多年草で、茎は立ち上がり、全体に柔らかな毛があります。
葉
葉は3枚の小葉からなり、白いV字形の斑紋がよく見られます。
花
紅紫色の小さな蝶形の花が密に集まり、丸いになります。花序のすぐ下に葉が一対つきます。
花の時期
関東地方の目安では6~9月に開花・結実します。
実
小さなさやはしおれた花の中に残り、熟すと種子を出します。

間違えやすい生き物

シロツメクサTrifolium repens

ムラサキツメクサは毛があり、茎が立ち、紅紫色の花序のすぐ下に葉があります。シロツメクサはほぼ無毛で、茎が地面をはい、白い花をつけます。

間違えやすい理由どちらも3枚の小葉と丸い花序があります。

タチオランダゲンゲTrifolium hybridum

タチオランダゲンゲは全体が無毛で、淡紅色の花序のすぐ下に葉がありません。ムラサキツメクサには毛があり、花序の直下に葉があります。

間違えやすい理由どちらも茎が立ち、淡い桃色から紅紫色の丸い花序をつけます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 草地
  • 畑の周り
  • 道端
  • 河川敷
分布
牧草として導入され、現在は日本全国に定着しています。
好む環境
日当たりのよい場所を好み、やや湿った土でも育ちますが、ひどく乾く場所には向きません。
花の時期

6〜9月に咲きます

花 6〜9月

育て方

増やし方
種子で増え、牧草や土づくりのための作物としても栽培されます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 北海道を中心に、寒い地域向けの牧草として利用されてきました。
  • 根に共生する細菌が空気中の窒素を植物が使える形に変え、土づくりに役立ちます。
ムラサキツメクサ(Trifolium pratense)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo