ハナノキは本州中部の湿った森に自生する、日本固有のカエデです。葉が開く前に小さな赤い花がたくさん咲きます。

姿・形

育つ姿
秋に葉を落とす高木です。
葉
葉は浅く三つに裂けることが多く、裏は白っぽく見えます。
花
赤い小さな花が葉より先にたくさん咲きます。この目立つ花が名前の由来とされています。
花の時期
東海地方の自生地では、3月下旬から4月初めごろに咲きます。
実
翼のある実は春のうちに熟し、東海地方では5月下旬ごろに落ちます。

間違えやすい生き物

アメリカハナノキAcer rubrum

ハナノキは葉の切れ込みが浅いことが多いですが、アメリカハナノキ(Acer rubrum)にも似た葉があります。葉一枚の写真だけでは識別が難しいので、植えられた木なら樹名札や記録も確かめます。

間違えやすい理由どちらも葉より先に赤い花を咲かせます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 山あいの湿地
  • 湧き水のある林
分布
日本の本州中部に自生します。長野・岐阜・愛知県などに分布します。
花の時期

3〜4月に咲きます

花 3〜4月 · 実 5月

保全状況

IUCNレッドリスト
VU危急野生での絶滅の危険が高いです
現状
環境省のでは絶滅危惧II類です。自生地の一部は国の天然記念物にも指定されています。
脅威
湿地の開発などで、育つ場所が減っています。
ハナノキ(Acer pycnanthum)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo