クロツバメシジミは、ツメレンゲが育つ岩場や古い石垣の近くで暮らす小さなチョウです。日本で区別される3は、2020年の評価でいずれもです。

姿・形

姿
翅を広げた幅は約20 mmで、翅の表は雌雄とも黒褐色です。裏面には黒い小斑点が並び、後翅の端に小さな橙色斑と短い尾があります。

間違えやすい生き物

ツバメシジミCupido argiades

クロツバメシジミは翅裏の地色がより暗く、黒点が大きく、橙色斑が小さいです。翅表が見える雄では、ツバメシジミが青紫色なのに対し、クロツバメシジミは黒褐色です。

間違えやすい理由どちらも小型で、後翅に橙色斑と短い尾があります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 露岩地
  • 河川堤防
  • 古い石垣
  • 瓦屋根
分布
日本では本州、四国、九州に局地的に分布し、地域ごとに3亜種に分けられます。
好む環境
日当たりがよく、幼虫のとなるベンケイソウ科植物がまとまって生える場所に暮らします。
見られる時期

日本の場合

活動 5〜10月

暮らし

食べ物
成虫は花の蜜を吸い、幼虫はツメレンゲやイワレンゲなどを食べます。
活動
1年に何度も世代を重ね、日本ではおもに5~10月に成虫が見られます。食草の周囲から遠く離れない傾向があります。
冬越し
幼虫の姿でします。

繁殖と一生

幼虫の食草
主な食草はツメレンゲなどのベンケイソウ科植物です。

名前と分類

名前について
東日本亜種 T. f. japonica、中国地方・四国・九州内陸亜種 T. f. shojii、九州沿岸・朝鮮半島亜種 T. f. caudalis に分けられます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
脅威
河川改修や斜面のコンクリート吹き付け、古い石垣や瓦屋根の改修で、食草と生息場所が失われることがあります。
クロツバメシジミ(Tongeia fischeri)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo