チョウセンカマキリは、明るい草地や水田の周辺で見つかる大型のカマキリです。オオカマキリ(Tenodera sinensis)によく似ていますが、前脚の付け根の間が濃い橙色で、後翅の暗い模様が弱い点が手掛かりになります。カマキリとも呼ばれます。

姿・形

姿
体長はおよそ65~90mmで、緑色型と褐色型があります。細長いと、前脚の付け根の間にある濃い橙色の斑が目立ちます。

間違えやすい生き物

オオカマキリTenodera sinensis

オオカマキリはより太く見え、後翅の付け根に暗い紫褐色の模様が広がります。チョウセンカマキリは前脚の付け根の間が濃い橙色で、後翅は淡い褐色です。

間違えやすい理由大きさと全体の形がよく似ています。

ハラビロカマキリHierodula patellifera

ハラビロカマキリは腹部が短く幅広く、前翅の左右に白い点があります。チョウセンカマキリは前胸と腹部がより細長いです。

間違えやすい理由どちらにも緑色型と褐色型があり、公園や草地で見つかります。

コカマキリStatilia maculata

コカマキリは小型で褐色の個体が多く、前脚の内側に白黒の目立つ斑があります。チョウセンカマキリはかなり大きく、前脚の間に橙色の斑があります。

間違えやすい理由褐色型を草の上から撮ると輪郭が似て見えます。

すむ場所

よく見られる場所
  • 明るい草原
  • 田んぼ・水辺の草地
  • 河川敷
分布
日本、中国、朝鮮半島、インドから東南アジアに分布します。日本では草地にすむ身近な大型種です。
好む環境
開けた草原や田んぼの周りの草に多く、林の縁を好むオオカマキリとすみ分ける傾向があります。

暮らし

食べ物
草や枝の上でし、近づいた昆虫を棘のある前脚で捕らえて食べます。
活動
大きなで動くものを探し、体を動かさずに頭を回して獲物を追います。
冬越し
の中の卵でし、翌年の晩春から初夏に幼虫がふ化します。

繁殖と一生

繁殖期
成虫は夏の終わりから秋に見られます。
巣
雌は細長い卵鞘を草の茎や細い枝に付けます。泡状の物質が固まり、多数の卵を包みます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません
現状
京都府のレッドデータブック2015では要注目種に挙げられています。
チョウセンカマキリ(Tenodera angustipennis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo