キジバトは、街の公園や住宅地で子育てをする身近な野生のハトで、「デーデー ポッポー」と鳴きます。体の色がキジのメスに似ていることが名前の由来とされています。ヤマバトとも呼ばれます。

姿・形

姿
全長33cmほどです。首の横に黒と白っぽいしま模様があり、翼は赤茶色のふちどりでうろこ模様に見えます。
声
オスは主に早朝に「デーデー ポッポー」と鳴きます。「ホーホー ホッホー」と聞きなす人もいて、節回しには個体差があります。

間違えやすい生き物

ドバトColumba livia

キジバトは首の側面に黒と青灰色のしまがあり、翼にうろこ模様が見えます。ドバト(Columba livia)にはこの首のしまがなく、羽色はさまざまです。

間違えやすい理由どちらも市街地で見られます。

シラコバトStreptopelia decaocto

シラコバト(Streptopelia decaocto)は首の後ろに黒い半月形の線があり、翼の上面は比較的単色です。キジバトには首の側面の細いしまとうろこ模様の翼があります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 林
  • 公園
  • 農耕地
  • 住宅地
分布
日本のほぼ全国で見られます。国外では中央アジアからシベリア、中国、朝鮮半島まで広く分布しています。
いる時期
日本の多くの地域では一年中見られるです。北海道と東北地方北部では夏鳥としてやってきます。
記録される時期

一年中、毎年記録されています

日本での観察3,723件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
主に植物の実や種を地面で拾って食べます。昆虫やミミズ、貝類を食べることもあります。

繁殖と一生

繁殖期
主に春から夏ですが、一年中繁殖することもあります。
巣
木の枝の上に小枝を組んだ簡単な巣を作ります。
卵の数
卵2個
抱卵
約15〜16日で、夜はメス、昼はオスが卵を温めます。ヒナは卵からかえって約15日で巣立ち、親が「」を与えて育てます。

名前と分類

名前について
本州などにすむキジバトはorientalisです。琉球諸島には別の亜種リュウキュウキジバト(stimpsoni)がすんでいます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです

文化と話題

文化と話題
  • 東北から九州北部にかけて、「ヤマバト」という呼び名が広く使われています。
  • 1963年、1992年、2007年に日本の切手の図案に使われました。
  • 日本ではに指定されています。
キジバト(Streptopelia orientalis)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo