クロマダラソテツシジミは、幼虫がソテツの新芽を食べる南方系のシジミチョウです。日本では1992年に沖縄本島で一時的に見つかり、2006年以降は八重山諸島で続けて見られるようになって、その後は九州・四国から関東でも記録されています。

姿・形

姿
24〜32mmの小さなチョウで、後翅に1本のがあります。雄の翅の表は青紫〜青色、雌は青い部分が小さいです。翅の裏は灰褐色で、褐色の斑紋が列になって並びます。寒い時期の個体は翅の表の青い部分が広がることがあります。

間違えやすい生き物

ツバメシジミCupido argiades

どちらも後翅に尾状突起がありますが、翅の裏がツバメシジミは灰白色に黒褐色の点が散らばり、クロマダラソテツシジミは灰褐色に褐色の斑紋が列になって並びます。ソテツのまわりにいればクロマダラソテツシジミの可能性が高いです。

間違えやすい理由大きさが近く、雄の翅の表が青く、尾状突起があるため混同されます。

ウラナミシジミLampides boeticus

ウラナミシジミは翅の裏に細かい波形の褐色の線が多く、後翅を横切る白い帯が目立ちます。幼虫はソテツではなくマメ科の花やさやを食べます。

間違えやすい理由大きさがほぼ同じで、雄の翅の表が青紫色で、後翅に細い尾があるため混同されます。

すむ場所

よく見られる場所
  • ソテツのある公園・庭
  • 街路
分布
南アジアから東南アジア、台湾にかけて分布します。日本では南西諸島から九州、四国、本州の関東まで記録があります。
好む環境
食草のソテツがある場所に発生します。

暮らし

冬越し
休眠しないため寒さに弱く、本州より北で冬を越す可能性は低いとされます。本州などへは南から何度も飛来していると考えられています。

繁殖と一生

増え方
卵から成虫まで25〜32℃で約18.5日と短く、世代交代が速いです。1匹の雌が300個以上の卵を産むこともあります。
幼虫
幼虫はアリと共生します。
幼虫の食草
主にソテツなどソテツ属の芽や新しい葉を食べます。ザミア科やマメ科の植物を食べた記録もあります。大発生すると葉の軸だけになることがあり、続けて食害を受けたソテツは枯れることもあります。

名前と分類

名前について
長くChilades pandavaとされてきましたが、近年はLuthrodes属に移されています。沖縄の個体群は台湾などと同じ亜種peripatriaとされます。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

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出会った生き物を記録して、集めていこう

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クロマダラソテツシジミ(Luthrodes pandava)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo