フンボルトペンギンは、日本の動物園や水族館で最も多く飼育されているペンギンです。野生ではペルーとチリの太平洋岸に暮らし、氷ではなく砂漠に面した岩の海岸で生活します。くちばしの付け根のピンク色の皮膚と、胸の黒い帯1本が目印です。
姿・形
- 姿
- 全長56〜70cm、体重3〜6kgほどです。頭は黒く、目の後ろからのどにかけて白い帯があります。胸に黒い帯が1本あり、くちばしの付け根にピンク色の皮膚が出ています。幼鳥は頭が褐色がかり、胸の帯がありません。
間違えやすい生き物
すむ場所
- よく見られる場所
- 岩の海岸
- 沿岸の島
- 分布
- 南米の太平洋岸、ペルー北部からチリ南部にかけて分布します。日本の野外にはいませんが、全国70以上の施設で飼育されています。
- 好む環境
- 南極方面から北上する冷たいの沿岸に暮らします。海流が運ぶ豊かな魚のおかげで、暑く乾いた砂漠の海岸でも生きられます。
暮らし
- 食べ物
- カタクチイワシの仲間やイワシの仲間など群れで泳ぐ小魚と、イカを主に食べます。
- 活動
- 潜水は浅いことが多く、1〜2分半ほど潜って餌をとります。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 決まった繁殖期はなく、4〜5月に始めることが多いです。年に2回繁殖する雌もいます。
- 巣
- (海鳥のふんが積もって固まったもの)の斜面に穴を掘って巣にします。岩の間や洞窟も使います。
- 卵の数
- 卵2個
- 抱卵
- 約41日、雌雄が交代で抱卵します
- 寿命
- 飼育下で32年近く生きた記録があります。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- VU危急野生での絶滅の危険が高いです
- 現状
- ワシントン条約の附属書Iに掲載され、国際取引が厳しく制限されています。
- 脅威
- エルニーニョの年には餌の魚が遠くへ移り、ひなが餓死しやすくなります。漁業との餌の奪い合いや網による、グアノ採掘による営巣地の破壊も大きな脅威です。
文化と話題
- 文化と話題
- 名前は暮らす海のフンボルト海流に由来し、海流の名はドイツの地理学者アレクサンダー・フォン・フンボルトにちなみます。
- 日本は国別で世界最多のフンボルトペンギンを飼育していて、増えすぎないよう多くの施設で卵を偽物と取り替えて繁殖を抑えています。
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