ニセアカシアは北アメリカ原産の木で、日本各地の河川敷や道路沿いで見られます。晩春から初夏に香りのよい白い花が垂れ下がり、ミツバチが蜜を集めます。根から芽を出して河原などで密生し、もともと生えていた草木の育つ場所を狭めることがあり、利用される一方で広がりに注意して管理する「」に位置づけられています。

姿・形

姿
高さ約25 mになる落葉高木で、若い枝では葉の付け根に一対のとげがあります。
葉
一枚の葉に、卵形の小葉が7~19枚ほど羽のように並びます。
花
晩春から初夏に、香りの強い白い蝶形の花が房になって垂れ下がります。
実
平たいさやの中に数個の硬い種子ができます。

間違えやすい生き物

エンジュStyphnolobium japonicum

エンジュは夏に枝先へ大きな花の房をつけ、実は種子の間がくびれて数珠状になります。ニセアカシアは晩春に白い花房が垂れ下がり、平たいさやをつけます。

間違えやすい理由どちらも羽状に小葉が並ぶマメ科の木です。

ハナアカシアRobinia hispida

ハナアカシアは桃色の花が咲き、枝に紫褐色の剛毛が密生します。ニセアカシアはふつう白い花が咲き、そのような剛毛はありません。

間違えやすい理由同じ仲間で、葉と垂れ下がる花房がよく似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 河川敷
  • 道路沿い
  • 海岸林
分布
北アメリカ原産で、日本では北海道・本州・四国・九州・琉球に分布しています。
好む環境
日当たりのよい開けた場所で育ちやすく、根から芽を出して群落を広げます。

育て方

増やし方
種子で増えるほか、根や切り株から芽を出して同じ個体の群れをつくります。
毒性
樹皮・葉・種子には有毒成分があるため、食べないでください。

名前と分類

名前について
「アカシア」と呼ばれることがありますが、植物の分類ではアカシアとは別の仲間です。 ハリエンジュとも呼ばれます。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
脅威
河原などで密生すると、もともと生えていた草木の生育場所を狭めることがあります。

文化と話題

文化と話題
  • 街路樹や砂防用の木として植えられました。
ニセアカシア(Robinia pseudoacacia)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo