キツツキ科は、木をつついて餌を探したり、幹に巣穴を掘ったりする種類が多い鳥の仲間です。木を速く連打する音は、縄張りを知らせたり相手と連絡したりする合図です。日本では小さなコゲラが市街地の公園に現れ、地域によってアカゲラ、アオゲラ、ヤマゲラなどが見られます。

このグループの生き物

コゲラYungipicus kizuki

市街地の公園でも見られます。スズメほどの大きさで、褐色の背に白い横模様があります。

アカゲラDendrocopos major

北海道や本州の森林で見られます。黒白の体と尾の付け根の下側の赤色が目立ち、雄は後頭にも赤色があります。

アオゲラPicus awokera

日本固有の緑色を帯びたキツツキです。本州以南の森林や樹木の多い場所で見られます。

ヤマゲラPicus canus

日本では主に北海道で見られます。アオゲラより頭の赤色が少なく、腹の横斑も目立ちません。

オオアカゲラDendrocopos leucotos

アカゲラより大きく、脇に黒い縦模様があります。成熟した森林の太い木で見つかることがあります。

クマゲラDryocopus martius

日本では北海道と東北の一部に分布する大きな黒いキツツキです。赤い頭部と大きな体が目立ちます。

姿・形

見分けるポイント
多くのキツツキは、まっすぐで硬いくちばし、木をつかむ足、幹に当てて体を支える硬い尾羽をもちます。足の指はふつう前向きに2本、後ろ向きに2本あります。
声
木を速く連打するは、縄張りを知らせたり相手と連絡したりする信号です。餌を探すときのつつき方より速く、まとまった音になります。

間違えやすい生き物

ゴジュウカラ科Sittidae

ゴジュウカラ類は短い尾を幹に当てず、頭を下にして木を降りることができます。キツツキ類は硬い尾羽で体を支え、上向きに跳ねるように登る姿がよく見られます。

間違えやすい理由どちらも木の幹に付き、樹皮の隙間で餌を探します。

すむ場所

よく見られる場所
  • 広葉樹林・針葉樹林
  • 林縁
  • 樹木の多い公園
分布
キツツキ科は世界の多くの大陸に広く分布しますが、オーストラリア、ニュージーランド、マダガスカル、極地には自然分布しません。日本では森林から身近な公園まで種に合った環境で見られます。
いる時期
日本でよく見られるコゲラ、アカゲラ、アオゲラなどは、多くの地域で一年を通して暮らします。
記録される時期

一年中、毎年記録されています

日本での観察2,305件・10年分 · 参考

暮らし

食べ物
樹皮や朽ち木の中の昆虫と幼虫を食べる種が多いです。種によってアリ、樹液、果実、種子も利用します。

繁殖と一生

巣
多くの種は幹や太い枝に自分で穴を掘って巣を作ります。生木、枯れ木、腐って柔らかくなった部分のどれを使うかは種によって違います。
抱卵
多くの種では雌雄が卵を温めます。

名前と分類

名前について
コゲラは以前、Dendrocopos kizukiとも呼ばれていました。
グループの名前
日常語の「キツツキ」はキツツキ科とほぼ重なります。この科には典型的なキツツキのほか、アリスイ類や小型のヒメキツツキ類も含まれます。

保全状況

保全状況
日本のクマゲラは国の天然記念物で、環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類です。
キツツキ科(Picidae)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo