マイタケは、へら形や扇形の傘が何枚も重なって大きな株になるきのこで、今ではスーパーでおなじみの栽培きのこです。天然ものは秋に広葉樹の老木の根元に出て、かつては見つけた木の場所を家族にも教えないほど珍重されました。

姿・形

姿
枝分かれした柄の先にへら形・扇形の傘がたくさん重なります。大きな株は直径30cm以上、重さ3kgを超えることも珍しくなく、最大で直径50cm、20kgほどになります。色は黄褐色から黒褐色で、若いうちは黒っぽく、のちに淡い灰色になります。傘の裏は白い細かい穴になっています。

間違えやすい生き物

トンビマイタケMeripilus giganteus

おもにブナに生え、半円形の大きな傘をつくります。マイタケのような小さなへら形の傘の重なりにはなりません。

間違えやすい理由名前が似ていて、同じように木の根元に大きな株をつくります。

シロマイタケGrifola albicans

全体が白〜黄白色で、マイタケより10日ほど早く出ます。身はもろく、歯ごたえが少なめです。

間違えやすい理由マイタケにも白っぽい株があるため、色だけでは迷います。

チョレイマイタケPolyporus umbellatus

小さな丸い傘が一つずつはっきり分かれ、それぞれに短い柄がついています。地中に硬いをつくります。

間違えやすい理由一つの根元からたくさんの傘が出る株の形が似ています。

すむ場所

よく見られる場所
  • 広葉樹林
  • 老木の根元
  • 公園・庭
分布
日本では北海道から九州まで見られ、天然ものはおもに奥山に出ます。
好む環境
コナラ・ミズナラ・ブナ・クリなどの広葉樹の老木の根元や切り株に出て、木を白く腐らせます。まれにスダジイの根元や公園・庭に出ることもあります。同じ木に2〜3年おきに何年も続けて出ることがよくあります。
時期

日本の場合

実 9〜11月

繁殖と一生

増え方
傘の裏の穴で白い胞子をつくります。

育て方

育て方
1970年代に人工栽培が成功しました。はじめは原木栽培でしたが、1990年代におがくずを使った栽培が広まり、今はこれが主流です。
毒性
生で食べると食中毒を起こすことがあるため、加熱して食べます。アレルギー反応が出る人もいます。

名前と分類

名前について
以前は Polyporus frondosus とも呼ばれました。東アジアや北米のものをヨーロッパのものとは別種とみる考えもありますが、正式には分けられていません。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 名前は「舞う」から来ていて、重なった傘が舞い踊る人のように見えるから、見つけた人がうれしくて舞い踊るから、などの説があります。
  • 秋田のきりたんぽ鍋に欠かせないきのことされています。
  • 生のマイタケに含まれるたんぱく質分解酵素のせいで、生のまま入れると茶わん蒸しが固まりにくくなります。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

マイタケ(Grifola frondosa)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo