ミイデラゴミムシは、つかまえられると音を立てて100℃を超える熱いガスをおしりから噴き出す甲虫です。体長は約1.6cmで、黄色に褐色の模様が目立ち、日本各地の湿った平地で見られます。ヘッピリムシ(屁放り虫)とも呼ばれます。
姿・形
- 姿
- 地味な黒っぽい種が多いゴミムシのなかで、黄色の地に褐色の模様がある目立つ姿をしています。上ばねには縦のすじが9本あります。
すむ場所
- よく見られる場所
- 湿った平地
- 分布
- 日本では北海道から奄美大島まで分布します。国外では朝鮮半島と中国にいます。
- 好む環境
- 湿った平地を好み、昼間は湿った石の下などにひそんでいます。
- 時期
日本の場合
繁殖 6〜7月
暮らし
- 食べ物
- 夜に小さな昆虫などの動物を探して食べ、死がいも食べます。ただし、ひどく腐ったものは好みません。
- 活動
- 夜に活動します。
繁殖と一生
- 繁殖期
- 6月中旬から7月下旬に産卵します。
- 幼虫
- 幼虫は脚が短く、うじ虫のような姿です。ふ化した幼虫は土の中のケラの卵室にもぐりこみ、ケラの卵だけを食べて育ちます。えさがなくても23日ほど生きられます。
注意すること
- 注意すること
- 体内で過酸化水素とヒドロキノンを反応させ、100℃を超えるガスを出します。ガスはおもに水蒸気とベンゾキノンで、腹の先の向きで噴く方向を変えられます。皮膚にかかると炎症や皮膚炎をおこすことがあり、目に入ると危険です。皮膚には落ちにくい茶色のしみと、においが残ります。
名前と分類
- 名前について
- 日本ではホソクビゴミムシ科(Brachinidae)に入れることが多く、オサムシ科(Carabidae)の中のなかまとする扱いもあります。日本のホソクビゴミムシ科のなかで、幼虫のがわかっているのは本種だけです。
保全状況
- IUCNレッドリスト
- NE未評価まだ評価されていません
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