ヒガラは日本のカラ類で最も小さい鳥で、黒い頭の後ろの白い斑点と、翼の2本の白い線が目印です。日本の針葉樹林などに暮らし、冬にはほかの小鳥と群れをつくります。

姿・形

姿
全長は約11cmで、頭のてっぺんと喉は黒く、頬と後頭部にがあります。灰黒色の翼には白いが2本見えます。
声
高い木の上で、シジュウカラ(Parus cinereus minor)より速い調子の声を繰り返します。

間違えやすい生き物

シジュウカラParus cinereus minor

ヒガラには後頭部の白斑と2本の白い翼帯があります。シジュウカラは腹の中央に太い黒線があり、白い翼帯は1本です。

間違えやすい理由どちらも黒い頭と白い頬をもつ身近なカラ類です。

コガラPoecile montanus

コガラはヒガラより少し大きく、後頭部の大きな白斑と2本のはっきりした翼帯がありません。写真ではまず後頭部と翼を確認します。

間違えやすい理由小さく淡い体色で、同じ林に現れることがあります。

すむ場所

よく見られる場所
  • 針葉樹林
  • 混交林
  • 山地の林
分布
日本ではヒガラ(Periparus ater insularis)が北海道、本州、四国、九州から屋久島まで分布します。種全体はユーラシアと北アフリカに広く分布します。
いる時期
日本ではまたはです。冬には標高の低い場所へ移動することがあります。
記録される時期

一年中、毎年記録されています

繁殖 5〜7月

日本での観察206件・9年分 · 参考

暮らし

食べ物
枝先を動き回り、昆虫、クモ、果実、草木の種子を食べます。アカマツ(Pinus densiflora)やカラマツ(Larix kaempferi)などの種子も利用します。
群れの暮らし
繁殖期にはつがいで縄張りを持ちます。秋冬にはコガラ(Poecile montanus)などのカラ類やキクイタダキとをつくることがあります。

繁殖と一生

繁殖期
日本で5~7月
巣
木の穴やキツツキの古巣に、コケ、動物の毛、羽毛を使って巣を作ります。巣箱を使うこともあります。
卵の数
1回に5~8個
抱卵
メスが14~18日卵を温めます。ひなはふ化後16~18日ほどで巣立ちます。

名前と分類

名前について
以前は Parus ater と呼ばれていました。

保全状況

IUCNレッドリスト
LC低懸念絶滅のおそれは低いです
ヒガラ(Periparus ater)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo