アメリカシロヅルは日本には分布しないツルで、北アメリカでいちばん背の高い鳥です。主な野生の群れはカナダで繁殖し、アメリカ・テキサス州の海辺で越冬します。1940年前後には野生の個体が20羽ほどまで減りましたが、保護によって数百羽まで回復しました。

姿・形

姿
立った高さは1.2〜1.6m、翼を広げると2m以上になります。全身が白く、額から頭頂は羽毛がなく赤い皮膚が見えます。翼の先と脚は黒く、目は黄色です。
声
名前のとおり大きな声で鳴き、数km先まで届きます。

間違えやすい生き物

タンチョウGrus japonensis

タンチョウは首とが黒く、立っていると首とお尻のあたりが黒く見えます。アメリカシロヅルは首が白く、黒いのは翼の先だけです。

間違えやすい理由どちらも白い体に頭頂が赤い大型のツルです。

ソデグロヅルLeucogeranus leucogeranus

ソデグロヅルは額から顔の横まで広くれんが色の赤い皮膚が出ていて、脚はピンク色です。アメリカシロヅルは赤いのが頭頂だけで、顔に黒い筋があり、脚は黒色です。

間違えやすい理由どちらも全身が白く、翼の先だけが黒い大型のツルです。

すむ場所

よく見られる場所
  • 湿地
  • 海辺の塩性湿地
  • 草原
分布
北アメリカだけにすみます。主な野生の群れはカナダのウッド・バッファロー国立公園で繁殖し、アメリカ・テキサス州のアランサス国立野生生物保護区周辺で越冬します。
いる時期
カナダで繁殖し、アメリカ南部で冬を越す渡り鳥です。

暮らし

食べ物
浅い水の中を歩いてくちばしで餌を探します。冬はカニや貝、バッタ、小魚、果実などを食べます。

繁殖と一生

巣
湿地の中の少し高くなった地面に巣を作ります。
卵の数
卵1〜2個
抱卵
29〜31日

保全状況

IUCNレッドリスト
EN絶滅危惧野生での絶滅の危険がとても高いです
現状
生息地の破壊と乱獲で激減しました。ワシントン条約の附属書Iに掲載されています。

文化と話題

文化と話題
  • 野生の巣から卵を回収して人工孵化させ、数を増やす取り組みが行われてきました。1975〜1989年にはカナダヅルに卵を抱かせる方法も試されましたが、育ったひながカナダヅルを親と思い込み、同じ種どうしでつがいにならず失敗に終わりました。

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出会った生き物を記録して、集めていこう

写真を残すと日付や場所と一緒に整理され、地域のアルバムを一種ずつ埋めていけます。

アメリカシロヅル(Grus americana)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo