アメリカナデシコは花壇や庭で育てる草花で、小さな花が茎の先に丸く密集します。白・桃・赤・紫の花や色の混じる花があり、や背の低い品種もあります。ヒゲナデシコやビジョナデシコとも呼ばれます。

姿・形

育つ姿
直立するまたは短命な多年草で、園芸では一年草のように扱うこともあります。高さはおよそ30–60cmです。
葉
細長い葉が向かい合って付き、根元は茎を抱くように付きます。
花
茎の先に多数の小花が丸く密集します。花弁の縁には細かな切れ込みがあり、花房の周りには細く先のとがったがあります。
実
乾いた果実が熟すと4裂し、黒褐色の種子が出ます。

間違えやすい生き物

セキチクDianthus chinensis

セキチクは平たく大きめの花が比較的ばらけて見え、花弁の縁が深く切れ込みます。アメリカナデシコは小花が丸く密集します。

間違えやすい理由どちらも細い葉が向かい合って付き、似た色の切れ込みのある花弁を持ちます。

キキョウナデシコPhlox drummondii

キキョウナデシコは五つの丸い花びらに見える部分が根元でつながり、短い筒になります。アメリカナデシコは五枚の花弁が分かれ、先に細かな切れ込みがあります。

間違えやすい理由どちらも小さな花がまとまって咲く園芸植物です。

似た花壇の花三種
花の集まり方花びら
アメリカナデシコ密な丸い花房分かれた細かい切れ込みの花弁
セキチク比較的まばら分かれた深い切れ込みの花弁
キキョウナデシコ花がまとまる根元でつながる丸い花びらのような部分

すむ場所

よく見られる場所
  • 花壇
  • 庭・鉢植え
分布
ヨーロッパと東アジアの一部が原産で、日本では栽培され、庭から野外に広がったものも見られます。日本に定着した外来植物としても扱われています。
好む環境
日当たりと水はけのよい場所を好みます。

育て方

増やし方
種まきや株分けで増やせます。

名前と分類

名前について
東アジアのはホソバヒゲナデシコ(var. asiaticus)と呼ばれます。
品種といろいろな姿
園芸品種には背の低いもの、八重咲き、単色、複色、花の中心に輪のある模様などがあります。

保全状況

IUCNレッドリスト
NE未評価まだ評価されていません

文化と話題

文化と話題
  • 「アメリカナデシコ」という名前ですが、原産地はアメリカではありません。
アメリカナデシコ(Dianthus barbatus)— 見分け方・生息地・似た種 | Moeyo